延岡市を中心に宮崎県北一円で10月30日~12月12日に、地域全体を博覧会に見立てて展開する体験交流イベント「ひむかのくに えんぱく2021」が開催されます。12年目の今年も、8〜9月の新型コロナウイルスの感染拡大で開催が危ぶまれていたが、感染防止の観点から設ける独自のガイドラインを遵守しながら、屋外、少人数のプログラムを中心に開催します。
えんぱくは、地元にある様々な地域資源を〝プログラム〟という商品にすることで、まちの魅力を掘り起こし、地域の価値を高め、まちを元気にする取り組み。延岡のご縁(えん)をつなぐ博(はく)覧会として、平成22年(2010)にスタートしました。現在は定番の秋季版のほかに、1年を通して楽しめる通年版、夏休みに実施するキッズ版があり、これまでに553プログラムを実施し市内外から約7千人が参加しています。
今年は「今だから! まちの魅力再発見」をテーマに、県北7市町村で自然体験や食、匠など42プログラムを実施。別に1年間にわたって体験できる〝通年版えんぱく〟も12プログラムを実施する。実行委員会では、秋限定プログラムと通年プログラムを同時掲載したガイドブックを7,000部制作したほか、チラシ12,000枚を市内の小学校や公共施設、道の駅等に掲示・配布します。
10月6日に開かれた記者会見では米田昌樹実行委員長が「えんぱくは地域が育んだ歴史、文化、自然、グルメといった地域資源を掘り起こし、市内外とのご縁をつないでいる。コロナ禍ではありますが、延岡市をはじめとする宮崎県県北周辺の魅力を再認識してもらい、参加者からこのエリアの良さを発信していただきたい」と呼びかけました。
また、「古地図で知ろう! なぞとき大武町」の織田祐翔さんらプログラムを提供する誘い人の代表4人が、それぞれのプログラムの内容を紹介しました。
秋限定プログラムの参加申し込みの受付は、10月8日午前10時から電話及びインターネットで行います。通年プログラムも同日から参加を受け付けを開始しますが、電話による事前予約制となります。詳しい問い合わせは実行委員会事務局(延岡商工会議所内、TEL 0982‐20‐0008)へ。
http://www.enpaku.net/