宮崎県内初となる職業体験イベント「Out of KidZania in のべおか」が11月20日(土曜)、21日(日曜)の両日、延岡市役所をメーン会場に延岡市内各地で開催される。その参加予約受付が10月1日からスタートする。参加申込は専用サイト(https://www.outofkidzania-nobeoka.jp/)のみで受け付ける。
こどもの職業・社会体験施設「キッザニア」の企画・運営を行う KCJ GROUP 株式会社の監修のもと、延岡市の未来の担い手である子どもたちを対象に県内で初めて開催するもので、Out of KidZania in のべおか実行委員会(塚元秀樹実行委員長)が開催準備を進めてきた。
当日は消防士や美容師、パティシエなど、子どもたちになじみのある仕事のほか、レーザー溶接の仕事、郵便の受取・配達、定置網漁の水揚げ、延岡発祥の辛麺屋の仕事など延岡ならではの仕事を含め26のプログラムを実施する。薬剤師の仕事では、九州保健福祉大学の協力のもと、患者ロボットを用いた聴診や薬の副作用を確認するという、大学の高い技術を活かしたプログラムもある。
参加対象は、延岡市内在住の小学1年生〜中学3年生。定員は2日間で延べ860人を予定する。
参加費は1プログラム500円。プログラムによっては別に材料費が必要となる。参加して仕事をすると、給料として専用通貨「ノベカ」200円がもらえる。ノベカはイベント当日、市役所の指定ショップで文房具や駄菓子などを購入する際に利用できる、という。
メーン会場となる市役所では、子どもたちがSDGsを身近に感じ楽しく学べるように、旭化成の取組やユニセフの活動を紹介する特設コーナーも設置される。
受付は10月1日午前9時から、11月18日午後11時59分まで。塚元実行委員長は「子どもたちには、延岡にどんな仕事があるのか学ぶ場にしてもらい、将来の職業選択に生かしてほしい。このイベントが延岡のまちに愛着を持つきっかけになれば」と話している。