延岡市で行われている大相撲東関部屋延岡合宿を12月6日、同部屋出身の元横綱・曙太郎さん(47)が訪れ、部屋の後輩たちに元横綱ならではのアドバイスや叱咤激励を飛ばしました。数年前から来延が予定されていましたが、諸事情で実現されてなかったため、今回が初の延岡合宿訪問となりました。7日に東京に戻ります。
曙さんは米・ハワイ州出身。若乃花、貴乃花兄弟同期で、「花の六三組」と言われ、1993年、外国出身力士として初めて第64代横綱に昇進。2001年に引退するまで、11回の幕内優勝を飾っています。現在は格闘家、プロレスラーとして活躍中。
曙さんは5日に宮崎入りしました。稽古終了後、報道陣の取材に対し「せっかくの合宿を大切に使ってもらいたい。ここで一生懸命稽古してお客さんに喜んでもらい、1月場所でその成果を発揮してもらいたい。寒い中、朝から熱心に稽古を見守ってくれているたくさんの人達がいることは、部屋出身の力士の一人としてとてもありがたいこと。その人達のためにも、天気に負けないぐらいの熱い稽古をしてもらい、皆さんに『来年も東関部屋に来てもらいたい』と思えるようにしてもらいたい。できれば来年、関取ののぼりが立っていることを期待したい」と話していました。