北方-北郷間のアクセスが改善 川水流橋が完成・延岡市北方町

宮崎県が延岡市北方町川水流(大字卯)の五ヶ瀬川で架設してきた、県道(主要地方道)北方北郷線の川水流橋が完成しました。12月27日に開通式が行われ、地元の三代夫婦2組が渡り初めするなどして開通を盛大に祝いました。

北方北郷線は北方町を起点に美郷町北郷に至る幹線道路で、特に同橋は国道218号に直結する重要な橋梁ですが、昭和31年に架設された旧橋は老朽化が進んでいたのに加え、幅員が狭く、歩道もないため、歩行者や大型車の通行などの際に支障がありました。

そのため、平成26年度(工事着手は同29年度)から県が約41億円をかけ架け替え工事を進めていました。完成した新橋は長さ273・4メートル、前後の取付道も含めると延長440メートルが整備されました。幅員9メートルで、東側(下流側)に幅2・5メートルの歩道があります。

開通式は、地元民らでつくる川水流橋開通祝賀協賛会(亀長馨会長)か主催。県延岡土木事務所の横山義仁所長、読谷山洋司延岡市長、工事関係者、地元住民らが出席しました。

神事の後、川水流保育園児によるこども三番叟、川水流こども会によるばんば太鼓、川水流婦人会とさんさんクラブ川水流による北方干支音頭が披露されました。

引き続き行われた式典では、地元を代表し亀長会長が「次々と橋脚が立てられ、橋梁が伸びていく様子を見ながら心待ちにしていた。文字通り北方町の玄関として、多くの人々の物資を迎えることになる。それにふさわしい美しい橋となった」と感謝の言葉を述べました。

テープカットとくす玉割が行われ、甲斐和生さん・京子さん方の三代夫婦と、黒田全彦さん・勝代さん方の三代夫婦を先頭に渡り初めして待望した新橋の完成に花を添えました。

川水流保育園児によるこども三番叟

川水流こども会によるばんば太鼓

撤去作業が始まる旧橋

 

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