中学生の英語力を競う、令和8年度宮崎県中学校英語暗唱弁論大会の延岡地区予選が9月18日、延岡総合文化センターで開かれ、市内各校の代表が日ごろの練習の成果と英語力を披露しました。
中学生に日頃の英語の授業や自習の成果を発表する場を提供し、生徒の学習モチベーションを高めることや、単に英語を暗記して話すだけでなく、自分の考えや感情を豊かに表現し、聞き手に伝える態度を養うことを目的に毎年開かれています。
発音やイントネーション、聞き取りやすさ、観客に伝えるパフォーマンスなどを競う暗唱の部に22人、出場者が自分で考えた演説分を英語で発表する弁論の部に18人が出場し、最優秀に選ばれた暗唱の部4人と弁論の部3人は、10月6日に宮崎市の清武文化会館で開かれる県大会に延岡市代表として出場します。弁論の部はさらに、県大会で上位3人に選ばれると、高円宮杯全日本中学校英語弁論大会(中央大会)に出場する権利を得ることができます。
弁論の部では、開会に先立ち延岡市中学校教育研修所外国語部会の渡木秀明(わたき・しゅうめい)会長が、「練習の成果、自分の成長した姿を思う存分表現してほしい」とアドバイス。生徒達は、時に手振り身振りを交えながら野球を通じて礼儀と敬意、チームワーク、周囲に気づき人を思いやるリーダーシップを学び、勝敗だけでなく活動の中にある意味や学びを見つけることの大切さを知ったことを訴えたり、看護師を志したきっかけや看護体験を通して感じた目標を披露したり、古いアニメには文化や歴史を知る手かがりがあると呼びかけたりしました。
そのなかで、最優秀に選ばれた土々呂中の末竹武(すえたけ・ゆう)さんは、日本人の父と韓国出身の母を持つ経験から、国家間の問題と人と人との関係を分けて考え、「言葉は、人の心をつなぐための道具です。私の夢は、日本と韓国の間の架け橋になることです。そしてもう一つ、いつか韓国ラーメンの辛さに勝てるように練習したい」と力説しました。
同じく最優秀賞の池田明介(いけだ・めいすけ)さん(土々呂中)は、「A Song for Grandparents」のタイトルで、亡き祖父と寂しそうな祖母のために「のど自慢」に挑戦し、予選を勝ち抜き生放送に出演することができ、「この経験から、挑戦することの尊さと家族のすばらしさを学びました。失敗を恐れていたら、こんな経験はできなかったでしょう。これからの人生も挑戦の連続です。あきらめそうになったら、家族とこの思い出を思い出し、挑戦し続けます」と話しました。
西階中の甲斐奏風(かい・かなた)さんは、5歳の時に入院した際に、本が心の避難場所となった一方、読書に没頭し現実の人間関係を見落としていたと気づいたことから、「将来は理科の先生になり、科学のすばらしさと、人と人とのつながりの大切さを伝えたいです。本の中に閉じこもる孤独な少年ではなく、本から一歩踏み出して現実の世界へ出ていった少年でありたい」と訴えました。














