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6月29日から延岡で小松孝英個展  アートとお酒がコラボ

延岡市出身で宮崎市を拠点に県内外で活躍する新進の現代美術家、小松孝英さんの作品を集めた「小松孝英個展 アートとお酒」が6月29日から、延岡市新町9-6のBAR茶蔵2階ギャラリーで開かれます。7月2日まで。

 

小松さんの作品に惹かれて集まった女性10人でつくるArtNight実行委員会が、アートとお酒でまちの賑わいを演出しようと企画しました。市内にある焼酎、日本酒、地ビール会社で組織する「のべおか三蔵」の協賛を得て、期間中は同市と宮崎市のバーテンダーが三蔵の商品を使ったこだわりのカクテルを提供します。

 

小松さんは延岡市大貫町生まれ。延岡小1年の時、静岡県に転居。富士市の富士美術研究所で絵を学び、宮崎日大高校時代から宮崎市在住の洋画家・山本祐嗣氏に師事した。福岡市の九州デザイナー学園アーティスト科を卒業。個展を開きながらフリーの現代美術家として活躍しています。

 

金や銀箔(はく)を背景に飛び交うチョウなどを描いたアクリル画を中心に、和の世界観に洋の要素を取り入れた独自のスタイルで知られています。2010年のCOP10「国連生物多様性条約第10回締結国会議」でその作品が特別展示され、翌2011年には国連生物多様性条約記念ミュージアム(カナダ)に収蔵されるなど、世界的に高い評価を受けています。

 

同市内でも、市庁舎市民スペースに長さ10メートルの大作「延岡城址群蝶図」、斎場・いのちの杜に長さ8メートルの「延岡小生図」が展示されるなど、自然豊かなふるさと延岡に強い思い入れを持っています。

 

同市では、2009年10月(ココレッタ延岡)、2013年2月(ギャラリー蒼樹)以来、5年ぶり3回目の個展。100号の大作2点を含む15点程度の展示を予定しています。

 

初日は午後7時から有料(入場料2千円)によるオープニングレセプションが行われ、茶蔵のマスター・上杉健一郎さん、日本バーテンダー協会宮崎支部相談役でBarBUTLERマスターの吉瀬真澄さんによるスペシャルアートカクテルが提供されます。30日からは午後1時~午前零時が開催時間となり、個展は入場無料で自由に観賞できます。

 

実行委員長の内田理佐さんは「アートとお酒がどんなコラボを見せるのか。この空間が醸し出す雰囲気をぜひ多くの方に楽しんでもらいたい。小松さん、バーテンダーの2人、三蔵の皆さんもこの機会を通じ、延岡を盛り上げようと張り切っています」と話しています。

 

詳しくは内田さん(TEL090-1513-7435)か、茶蔵(TEL0982-35-0223)へ。

延岡市役所市民スペースに展示されている「延岡城址群蝶図」