日向市で青少年健全育成意見発表大会

 「私の思い」を主なテーマに、日向市内の小中学生が日ごろ感じていることなどを発表する第1回青少年健全育成意見発表大会が2月21日、同市の大王谷公民館で開かれました。あらかじめ選考で選ばれた小学生10人、中学生3人が、将来の夢や努力の成果、大好きな日向市に対する思い、ハワイ派遣プログラムに参加しての感想などを見守る父母らの前で堂々と発表しました。

 活動の一環として青少年の健全育成に取り組む日向市ライオンズクラブが、次代を担う子ども達が日ごろから感じている社会観、未来への展望を共有することで、より良い社会づくりを目指すことを目的に、初めて開きました。

 主催者を代表し、日向ライオンズの高瀬浩(たかせ・ひろし)会長が、献血への協力やスポーツ少年団支援などライオンズの活動を紹介した後、「子ども達が日ごろ考えていること、感じていることを自由に表現する場を提供したいという青少年育成委員会の黒木健二委員長の強い思いから実施させていただいた。これからもライオンズクラブは地域の一員として子どもたちの成長を応援したい」などとあいさつしました。

 発表者は小学校の部が市内にある富高小、財光寺小、財光寺南小、東郷学園の5・6年生10人、中学生の部が日向中と財光寺中の1・2年生3人です。子ども達は「ハワイ派遣プログラムに参加して」、「将来は獅子舞の先生に」、「ぼくの好きな日向市」、「私の将来の夢」、「戦争について」などのタイトルで、1人約3分間の持ち時間を使って自分たちの思いを次々に発表しました。

 子ども達の発表を日向市の三樹和幸(みつぎ・かずゆき)教育長、日向市キャリア教育支援センターの山之内信忠センター長らが審査し、小学生の部、中学生の部それぞれ1人の最優秀賞を選びました。

 小学生の部で最優秀に選ばれた財光寺南小5年の松葉珠莉(まつば・じゅり)さんは、「ピアノ」と題して発表しました。

 松葉さんは、保育園生の時に行った演奏会をきっかけにピアノを習い始めましたが、練習やレッスンに行くのが苦痛になり1年間ほど止めていました。しかし、「もっと頑張ってみれば良かった」と思い返し再び練習を始め、音楽フェスティバルの合奏の伴奏者に選ばれたのをきっかけにピアノが上達するとともに、家族や友達の支えや協力があったを痛感し、その後もコンクールで優秀賞を取ったり、卒業式の校歌伴奏者に選ばれたりしたことなどをハキハキとして言葉で発表しました。

 特に音楽フェスティバルでの演奏については、「家族や友達、みんなの思いを乗せて演奏を始めます。何重にも重なった音が格好良く会場に鳴り響きます。みんなと頑張った練習や家族にかけてもらった言葉の数々が思い出され、気持ちがあふれて来ました」などと情感たっぷりに振り返りました。

 中学生の部最優秀賞の日向中2年の伊藤歩(いとう・あゆみ)さんは、「真面目って、どう思いますか?」というタイトルで、「私の性格を一言で表すと、真面目です」と切り出して笑いを誘い、「苦労することもありましたが、それ以上に真面目に生きることに価値を感じています。私はこれからも真面目に生きて行きたいと思います」と言い切りました。

 そして、クラス対抗の合唱コンクールで合唱長を2年連続して務めたことを紹介し、1年目は残念な結果に終わった経験をバネに、指揮者も兼務した2年目に全力で頑張ったことで、真面目に練習に参加してくれる人が増え、目標だった優勝を果たせた経験を振り返りました。こうした経験から「真面目はダサいという風潮があっても、勇気を出せば少しずつ真面目に対する空気も、周りの人の気持ちも変わってくるということを学びました。大丈夫、真面目は最高にカッコいいから」と締めくくりました。

 表彰式では、高瀬会長が最優秀賞の2人に賞状と記念品が手渡された後、残りの参加者一人ひとりにも優秀賞として賞状と記念品を手渡しました。

 最後に講評した三樹教育長は「どの発表も素晴らしく、採点する時に非常に悩みました」として、一人ひとりの発表について感想を述べました。

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