ひでじビールの2人が優秀賞受賞 ものづくり大賞

 経済産業省が主催する「第10回ものづくり大賞」の優秀賞を、延岡市行縢町の宮崎ひでじビール株式会社代表取締役の永野時彦さんと、同社事業部統括部長の金井大(かない・だい)さんが受賞しました。全国22件111人の優秀賞のうち、宮崎県からは唯一の受賞です。永野さんらが6月12日、延岡市役所を訪れ、三浦久知市長に受賞を報告しました。

 ものづくり日本大賞は、日本の産業・文化の発展を支え、豊かな国民生活の形成に大きく貢献してきたものづくりを着実に継承し、新たな事業環境の変化にも柔軟に対応しながらさらに発展させていくため、第一線で活躍する各世代のうち、特に優秀と認められ人たちを表彰する制度です。平成17年にスタートし、今年で10回目を迎えます。

 今回も全国から247件の応募があり、内閣総理大臣賞2件、経済産業大臣賞13件、優秀賞22件が選ばれ、3月5日に発表されました。今回の受賞を含めこれまで県内で8件の優秀賞が選ばれていますが、延岡市からの受賞はひでじビールが初です。

 ひでじビールは、今年で創業30周年を迎えます。地元の特産品をいかした独自のクラフトビールを産学官連携で製造しており、栗を用いた「栗黒」が世界最大のビアコンペティション「ワールドビアカップ2022」で最高賞を受賞するなど数々のコンテストで高い評価を受けてきました。

 また、地元企業と連携したビール醸造用タンクの製造、地元農家と連携したポップや大麦といった原料の産地化、ビール製造時に生じる副産物を活用した肥料や家畜飼料の開発などを推進しており、「ブームでは終わらせない! 農商工全てが循環しビール醸造と地域資源を生かした商品開発・地域循環型社会への取り組み」が大きく評価されました。

 この日は永野さんと金井さんに加え、醸造責任者の片伯部智之(かたかべ・ともゆき)さん、広報サブマネージャーの甲斐明代(かい・あきよ)さんの4人が市長室を訪れました。

 永野さんは三浦市長に「この賞は技術開発とか新商品開発とかの技術系で受賞することがほとんどですが、今回我々はモノというよりコトの方で受賞しました。ローカルビジネスのモデルになりうるような取り組みを続けていますので、その取り組みが今回評価を頂いたことが我々もうれしかった」などと報告しました。

 ひでじビールでは、30周年を記念した初の取り組みとして、7月10日から12日までの3日間、JR宮崎駅前のアミュ広場で「30周年感謝祭」を開催します。当日は、たる生30種類を一堂に揃え販売予定です。

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