五ヶ瀬町の五ヶ瀬ハイランドスキー場が12月16日、2017シーズンの営業を開始しました。スキー場には、県内外から多くのスノーボーダーやスキーヤーらが訪れ、初滑りを楽しみました。
五ヶ瀬ハイランドスキー場は、九州の中央に位置する向坂山山頂近くの標高およそ1600メートルの高所にあります。日本最南端のスキー場として毎年多くの人たちが訪れます。昨シーズンは、暖冬や雪不足などの影響で来場者はおよそ3万2千人と目標の4万人を大きく下回りました。町では、バスツアーを実施するなどして、来場者回復を目指します。また、熊本県復興支援としての小・中学校42校およそ7900人の児童生徒に入場リフト券を贈りました。
オープニングセレモニーでは、五ヶ瀬町の原田俊平町長ら関係者がテープカットをして、2017シーズンの営業がスタートしました。ハイランドスキー場によると、この日の最低気温はマイナス9.6度、風は北西の風5メートル、積雪25センチ、天気は快晴で、パウダースノーが舞う絶好のコンディションでした。
ゲレンデは初級者・中級者向けのパラダイスコースと期間中数日間の解放を予定している「幻のコース」、家族でソリや雪遊びが楽しめるファミリーゲレンデの3コースがあります。現在はパラダイスコース500メートルが滑走可能で、そのほかのコースは寒波による雪と造雪機、降雪機を使ってゲレンデ作りが順調に進んでいます。
訪れた人たちは、五ヶ瀬の雪の感触を確かめながら、日本最南端にあるスキー場を満喫していました。今シーズンは、来場者数4万人を目標に2017年3月5日まで営業します。
例年話題になっている五ヶ瀬ハイランドスキー場のCM「南ちゃん」シリーズの最新作は12月20日に公開されます。五ヶ瀬ハイランドスキー場のHPでは予告編が公開中です。