旭化成勢に大会記録更新の期待-2月9日号砲・延岡西日本マラソン-

 九州3大マラソンの一つで、若手の登竜門とされる「第58回延岡西日本マラソン」は2月9日、延岡市役所前を発着点に日向市原町を折り返す42・195キロの日本陸連公認コースで行われる。今年のレースには、全国37都道府県から過去最多の765人(招待選手8人、ペースメーカー1人、女性選手43人)がエントリー。3年ぶり3度目の優勝を狙う松尾良一選手、昨年12月の防府読売マラソンで日本勢最高の2位に入った吉村大輝選手、2時間15分40秒の自己ベストを持つ有村優樹選手という旭化成勢3人に、V奪回と大会記録更新の期待が懸かる。九州陸上競技協会、延岡市、延岡市教委、延岡市体育協会、UMKテレビ宮崎主催。

 1月23日、延岡市役所で大会名誉会長を務める読谷山洋司延岡市長とUMKテレビ宮崎の寺村明之社長、特別協賛の旭化成の濱井研史延岡支社長が記者会見し、概要を発表した。

 招待選手の顔ぶれを見ると、招待選手の中で持ちタイムが最も速いのは吉村選手で、2時間11分13秒。糟谷悟選手(トヨタ紡織)の2時間11分17秒、2016~17年に連覇を果たした松尾選手の2時間12分11秒と続く。吉村選手は直近の防府読売で、自己ベストを1分以上更新したばかりで、4年ぶり2度目となる延岡西日本で初優勝を狙う。

今年は、今年のニューイヤー駅ではアンカーとして区間賞をマークし4連覇の立役者の一人となった鎧坂哲哉選手がペースメーカーを務める。一万メートルで日本歴代2位の好タイムを持つ鎧坂選手のスピードに付いていければ、14前の第44回大会で鷲尾優一選手(三菱重工長崎)がマークした2時間11分5秒の大会記録更新も夢ではなさそうだ。

 レースの模様は、九州7局でテレビ実況生中継(制作:UMKテレビ宮崎)され、BSフジでも同日深夜に90分のダイジェスト版が放送される。解説は宗茂さん(旭化成陸上競技部顧問)。

 新人の登竜門と称される同大会は、これまでにもオリンピック選手や国内の主要大会で好成績を残した選手を多く輩出している。優勝者は海外の陸上競技大会に派遣されるほか、出走者の中から抽選で3人に来年の東京マラソンの出走権が付与されるなど特典も多く、今年も熱いレースになりそうだ。

 招待選手は次の通り。

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