東九州伊勢えび海道・伊勢えび祭り‘16の公開抽選会が12月16日、延岡市北浦町の延岡市役所北浦総合支所で行われました。昨年は東九州自動車道佐伯-蒲江間の開通効果もあり過去最高の集客数を記録しましたが、今年は9月の台風襲来などによる天候不順が影響し昨年より1526食少ない、1万2846食にとどまりました。ただ、10月、11月は昨年並みの集客があり、過去13年間では昨年に次ぐ2番目の集客となりました。期間中の経済効果は1億2331万4582円(直接効果8395万1794円、間接効果3936万2788円)と試算しています。
集計によると、期間中(9月2日~11月30日、90日間)の集客数は、佐伯市がコース8346食、単品1282食の計9628食で、昨年(1万450食)より822人の減。延岡市もコース2309食、単品909食の計3218食で、昨年(3652食)より434食減少しました。
両市内の観光施設3カ所でスタンプを押して応募すれば特産品が当たる海道スタンプラリーには248通、海道フォトコンテストには25点の応募がありました。
抽選会では延岡観光協会の宇戸田定信理事が「集客数は減少しましたが、伊勢えび海道を通じ延岡市と佐伯市が13年にわたって結ばれていることは大変喜ばしいこと。今年減少した分を来年挽回できるように頑張っていきたい」とあいさつ。佐伯市観光協会の橋本正恵会長は「今年は9月の台風襲来や熊本地震に伴う“復興割”などによる影響があり少し減少したが、この程度の減少幅は想定内です。13年続いていることは誇っていいことで、佐伯と延岡の食の交流(東九州バスク化構想)にもつながっています。皆さんのご協力に感謝します」と話しました。
この後、宇戸田理事、橋本会長と、現地芸能人の鍋田荘一郎さん、高平新之助さんらが海道スタンプラリー特典(各地の地場産品)に寄せられた248通から51人、海道札特典(伊勢えび1キロ)に寄せられた8075通から31人を抽選で選びました。
フォトコンテストでは、一般投票の結果、伊勢えび賞に佐伯市蒲江町の安部ひろ子さんの「初夏の朝霧」(撮影場所・蒲江元猿海岸)、地域の特産品賞に日高利昭さん(伊勢えび海道の夜明け)、中武健次さん(秋の海)、松田裕次さん(影の浦カントリー倶楽部)、大山好弘さん(砂の絵)、山口和博さん(二人の誓い)、谷口真一さん(夜明け前の島野浦)の6点が選ばれました。