延岡・北川小でホタル学習 門川高校ホタルプロジェクト・吉田顧問を講師に

 ユネスコスクールに認定されている延岡市の北川小学校(内田由美子校長、93人)で6月5日、北川の観光資源でもあるホタルについて学習しました。3年生16人が、門川高校ホタルプロジェクトの吉田巧(よしだ・たくみ)顧問から、ホタルの生態について学んだほか、顕微鏡でホタルの幼虫が餌であるカワニナを食べる様子を観察しました。

 北川小学校では、総合的な学習の時間を中心として、①北川町のよさを知る・再発見する活動、②北川町の課題を知る活動、③北川町が持続・発展していく方法を考える学習活動――に取り組んでいます。3年生は「北川の川博士になろう」と題して、1年間を通してホタルの生態を学んだり、校内で実際にゲンジボタルを飼育したりしています。

 門川高校のホタルプロジェクトは、平成17年、当時の総合学科1期生の門川高校をホタルの舞う高校にして地域環境保全のシンボルにしたいという思いからスタートしました。

 今年で21年目を迎えており、ゲンジボタルの完全飼育を通して、命の大切さを学びながら、飼育・観察の中で生じるゲンジボタルの生態についての疑問を研究しています。ホタルの舞う高校を実現してそれを地域に発信して、地域の環境保全活動に広げていくという2つをテーマに掲げて取り組んでいます。門川高校の中庭には、ビオトープ(生物生育空間)が設けられ、毎年、そこで羽化したゲンジボタルが光を放ちながら飛ぶ様子が一般公開されています。

 授業の中で吉田顧問は、国内には54種類のホタルがいることや、代表的なホタルにはゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルがあり、その見分け方や飛び方の違いを自作の比較図や写真を使って子どもたちに質問しながら解説しました。

 ゲンジボタルの一生やオスとメスの見分け方、卵や幼虫の大きさ、幼虫や成虫が食べるものなどについて詳しく説明し、今回の学習で伝えたかったこととして「ホタルは川の環境のシンボル。ホタルのすめる川にしてほしい」「自分のふるさとのことをたくさん学んで、良い所を守ってほしい」など呼びかけました。

 このあと、吉田顧問が持参した生まれたばかりのホタルの幼虫と1年前に生まれた幼虫、餌であるカワニナを観察しました。顕微鏡ではホタルの幼虫が実際にカワニナを食べる様子を見た子ども達は、「すっごい」「食べてる」「見えました」「おおっ」などと感嘆の声をあげていました。

 北川小では今月29日には町内にあるホタルの館を訪問し、同館の飼育室でホタルの飼育に取り組む北川やっちみろ会から話を聞きます。

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