雨の中日向市で移動消防学校

 日向市消防本部と日向市消防団は5月31日、日向市お倉ケ浜の消防訓練広場と亀崎の消防署訓練場で、令和8年度の移動消防学校を開きました。火災対応の基本となるポンプ車などの操法訓練や、消防活動の基本となる訓練礼式、資機材の取り扱いなどについて指導を受けました。

 災害に迅速かつ確実に対応できる知識・技術を習得するため、市内の現役消防団員と新人消防団員を対象に、毎年開催しています。10分団44カ部から307人が参加しました。

 開校式では、消防団の都甲牧人団長が「これから30年の間に60%から90%の発生と言われる南海トラフでは、震度7クラスの地震、水の断水、道路の液状化、家屋の倒壊、多発的に発生する家屋火災、それらに我々消防団は対峙しないといけません。その災害は皆さん自身、もしくは皆さんの大切な人たちの命、財産を脅かすものかもしれません。では私たち消防団は今、何をすべきか」と問いかけた上で、「今年、来年の2年間の間にポンプの操作要領、普通救命法を団員全員が取得をすることを目標に進めていただきたい。そうすることが、皆さんたちが災害が訪れた時に地域に信頼される消防団であり続けることができる一つの要素だと考えます。状況を理解いただき、皆さん方のお力をお貸しください」と呼びかけました。

 この後、訓練は消防訓練広場と消防署訓練場に分かれて行われました。訓練広場では配備されている設備に応じてポンプ車、小型ポンプ、積載車の部に分かれて、消防本部職員から操法要領の改正点の説明や、実践を交えての指導が行われました。団員たちは時折強い雨が降るなかにもかかわらず、真剣な表情で説明を聞いていました。

 続いて、水源が遠い山間部などでの火災を想定した中継送水訓練では、ポンプ車と小型ポンプ、積載車を1本の延長が20メートルあるホース22本を結んで、実際に水を送って放水しました。

 消防署では、新加入の14人のうち11人の新団員と女性消防部、ラッパ隊の隊員が、都甲団長による消防の任務や権限に関する講話を聞いた後、訓練礼式と資機材の取扱訓練に臨みました。

 日向市消防団によると今年は、7月5日に日向市操法大会、7月25日に支部大会、8月22日に県大会が予定されています。

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