凧揚げ発祥の地で凧揚げ大会 日向市

 日本の凧揚げ発祥の地とされる日向市の美々津で1月15日、南部地区新春凧揚げ大会が開かれました。地区の園児や児童が手作りした凧で凧揚げを楽しみました。

 美々津は神武天皇が東征に出発した地とされ、風向きを調べるために凧を揚げて出航に相応しい天候を選んでいたという伝説が残り、近くの日向サンパークには「日本凧発祥の地」の石碑があります。

 南部地区新春凧揚げ大会は、この伝説にちなんだ伝統行事として毎年開催されています。美々津地区の小学校では年末に参加児童を対象とした凧作り教室が開かれ、児童たちは出来上がった凧に冬休みを使って干支の馬や正月飾り、好きなアニメのキャラクターなどの図柄を描いてきました。

 今年は美々津保育園の年中・年長児13人、寺迫小学校の3・4年生21人、美々津小学校の5・6年生の合計51人が参加しました。

 開会に先立ち主催する美々津公民館の野別浩三(のべつ・こうぞう)館長が、「高く揚がった人にはよく揚がったで賞、よく描けている人にはよく描けたで賞を用意していますので、みんな一生懸命凧を揚げたり、審査員の人たちにアピールしたりしてください」とあいさつし、来賓の西村賢(にしむら・さとし)市長も「凧は昔から風向きを見たり、天気を占ったりと人類が生きていく中で必要なものでした。ぜひ南部地区ではこの凧揚げの文化をずっと残してほしい」と呼びかけました。

 日向ライオンズクラブと川上産業から公民館に対する助成金が贈呈された後、保育園、各学校の学年ごとに凧の図柄を審査する「よく描けたで賞」の審査が行われました。

 参加者全員で記念写真を撮った後は、耳川河口の海岸近くに移動し、さっそく凧揚げ開始です。

 この日は海からの風が強く、隣の凧と紐が絡まったり、落下の衝撃で凧自体が壊れたりもありましたが、うまく風を味方にして凧が青空に吸い込まれるぐらい高く揚げた子どもや、凧の浮力に負けないように懸命な表情で凧を操作する子ども、引率の先生たちの力を借りて何とか凧を揚げる子ども姿があちこちで見られました。

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