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「延岡まちゼミ」始まります   6月16日から

得する街のゼミナール「延岡まちゼミ」が6月16日から、延岡市中心部の商店街で始まる。店主や従業員が、プロならではの知識や趣味を生かして、自分の店で講座を開く商店街活性化事業。7月16日までの1カ月にわたり、多彩な29講座(22店舗)が3~6回ずつ延べ111回開かれる。受講料は基本的に無料。同市商店会連合会、同ゼミ実行委主催。

「まちゼミ」は平成14年、愛知県岡崎市で発祥。店の存在、特徴、店主の人となりを知ってもらいながら、客との信頼関係を築くことが目的に、全国340カ所以上で開催されている。延岡市では平成28年9月にスタートし、今回が4回目。県内ではほかに南宮崎、高鍋、西都、日南で実施している。

これまでの開催実績を見ると、第1回(28年9~10月)が31講座(26店舗)に240人が参加。第2回(29年6~7月)が22講座(17店舗)145人、第3回(29年11~12月)が20講座(16店舗)に101人が参加した。

各講座は「たべる」「つくる」「まなぶ」「きれい」「健康」と5種類にジャンル分け。「自分で作ろうマイ座布団」「男の薄毛をカッコよく見せる方法」「酒は生涯の友か? 敵か?」「あ!! 美味い!! 防災非常食ディナー」「育毛を食べる!?」など、ユニークな内容がそろった。

今回は初めて、市商店会連合会加盟以外の7店舗が参画。吉田貴章実行委員長は「商店街の活性化を目的にスタートした試みで、回を重ねるごとにリピーターも増え、『売上につながった』など効果が着実に表れている。今回は新しい風の参入で、連合会のメンバーも負けられない気持ちになるだろう。互いに切磋琢磨して相乗効果を発揮できれば」と強調。「当面は35講座、将来的には50講座ぐらいできるように発展させたい」と意気込む。

受講料は原則無料だが、一部材料費が必要な講座もある。受付は6月9日から。参加希望者はチラシに掲載している講座実施店舗に直接申し込む。詳しくは市商店会連合会事務局(0982-33-4945)。