聖心ウルスラ野球部が甲子園出場を市長に報告 延岡市

8月7日から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開く「第99回全国高等学校野球選手権大会」に県代表として出場する聖心ウルスラ学園高校野球部が7月28日、延岡市役所を訪れ、首藤正治市長と佐藤裕臣市議会議長に優勝報告を行い、甲子園に向けた抱負を語りました。

聖心ウルスラは7月8日に開幕した県大会で、ノーシードながら投手陣を中心とした堅い守りと、自慢の強打でシード校を次々に撃破して勝ち上がり、決勝戦ではやはりノーシードから勝ち上がった日向学院と対戦。初回に中軸の連打で3点を先制するなど序盤からリードを広げ、投げてはエース・戸郷が勢いのある日向学院打線の反撃を2点に抑え、平成17年(2005)の第87回大会以来、12年ぶり2回目の優勝を飾りました。

市役所を訪ねたのは、牧野みどり校長、近藤洋次部長、小田原斉監督と赤木優太主将ら選手18人の総勢21人。市役所玄関前でバスを降りた選手たちは、のぼり旗を手にした市職員や市民の盛大な出迎えを受け、緊張した面もちで市長応接室へ向かいました。

首藤市長から「おめでとうございます。これから周りの人達がしっかり支えてくれると思うので、ぜひそれにプレーで応えてほしい」とお祝いの言葉をかけられた選手達は、一人ひとりが名前、ポジション、出身中学などに続き「甲子園では一戦一戦大事に戦って、いい結果を残せるように頑張ってきたい」などと抱負を述べました。

今年のチームは延岡市内を中心に大半が宮崎県内出身とあって、首藤市長は「全国の甲子園常連校には全国から上手い子供を集めているチームも多い。延岡を中心に宮崎県内の子供たちが集まっているチームはおのずと意味合いが違う。みんなは正真正銘、宮崎県を代表していると誇っていいし、その自覚を持ってぜひ頑張ってもらいたい」と激励。

これに対し牧野校長は「監督も部長も、人間的にしっかりしてないと全国に通用しないという思いで生活面も指導してくれている。宮崎県の代表としてしっかりと責任果たしてくれるのではないかと思っています」と強調。小田原監督も「夢にまで見た場所なので堅くならず、また体調管理をしっかりして、思い切って全身でプレーさせてあげたい。短い期間ですがしっかりと調整して頑張ってきたい」と話しました。

【宮崎県予選戦績】

▽1回戦  聖心ウルスラ 10-1 延岡商(8回コールド)

▽2回戦  聖心ウルスラ 12-3 富 島(7回コールド)

▽3回戦  聖心ウルスラ  8-4 日章学園(延長11回)

▽準々決勝 聖心ウルスラ  5-2 鵬 翔

▽準決勝  聖心ウルスラ  5-2 宮崎日大

▽決勝   聖心ウルスラ  7-2 日向学院

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