山の恵みあふれる癒しのランチ  山の学校レストラン「菜膳」

神話と伝説の地・高千穂町。県道諸塚高千穂線を高千穂神社から青葉大橋経由して向山方面に走ること5分。廃校になった向山北小学校の敷地内に平成25年3月にオープンしたのが山の学校レストラン「菜膳」です。 完全予約制で、ランチタイムのみの営業。店主の坂本佐代美さん、自称・山菜ソムリエの内倉真保美さんの2人で、「高千穂の山の恵みを味わえる店に」というコンセプトのもと、高千穂で取れる山菜や野菜を中心としたメニューを提供しています。

この日の献立は、「はすがらの酢和え・みょうが添え」「水前寺菜のごま和え」「あくまきのアラレ揚げ」「なすとニジマスの焼き重ね」「かぶのすり流し汁」「季節の天ぷら」など11品と多彩。少量ずつながら、上品な味付けにうつとりしながら食べているうちにお腹もいい案配に膨れてきました。

ノアザミの葉、ヨモギ、セイタカアワダチソウ、ユキノシタ、タンポポなどの野草が、米粉でカリッと揚げられた天ぷらは、香ばしさにお箸が進む。さすがは自称・野菜ソムリエの内倉さん。

メニューは季節やその日何が取れるかによって変わり、「むかごごはん」は「しょうがごはん」や「マコモダケごはん」になったり、ハスガラの酢の物も霜が降りる時期にはコンニャクやシイタケの酢みそになる、そうです。

「県外から来た人に『高千穂ならではのご飯が食べられるお店はないですか』と聞かれたのがきっかけ。食べ方にも工夫を凝らしている。体のデトックスのためにと毎月1回、宮崎市からわざわざ通ってくる人もいます」と坂本さん。席数は16席だが、廃校になった小学校の体育館や教室を活用することで団体客も受け入れています。

窓から一望できる高千穂ののどかな風景も、料理とともに心を癒してくれそうだ。

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山の学校レストラン「菜膳」

季節の日替わり膳(1200円)

高千穂町大字向山1232

080-5200-1831

11:00~14:00(完全予約制)

不定休

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