ラグビートップリーグ「ヤマハ発動機ジュビロ」が12月9日から13日まで、延岡市の西階陸上競技場で強化合宿を行うことが決まった。ヤマハは昨年度のトップリーグ3位の強豪。監督の堀川隆延氏は延岡市出身(延岡東高卒)で、今年のワールドカップで8強入りした日本代表のアシスタントコーチを務めた。合宿にはワールドカップで活躍した日本代表メンバーのヘルウヴェ選手、南アフリカ代表のクワッガ・スミス選手のほか、前回ワールドカップで活躍した五郎丸歩選手も参加予定だ。
来年1月12日開幕する「ジャパンラグビートップリーグ2020」に向けた強化の一環。期間中は堀川監督、スタッフ、選手ら約60人が来延する。
市保健体育課によると、今年に2月に西階で行われたラグビー教室に堀川監督と選手3人が参加した際、西階のグラウンドコンディションや食事面が高く評価され、誘致活動を進める中で合宿が決まったという。
堀川監督は、1973年(昭和48)生まれの46歳。延岡東高から早稲田大に進み、スタンドオフとして活躍。1997年(平成9)にヤマハに入団し、2004年(同16)度に引退後は、チームマネジャー、監督、ヘッドコーチなどを歴任。今年1月、前任の清宮克幸監督の退任を受けて、通算3度目となる監督に就任した。
ヤマハは清宮前監督時代の2014年に日本選手権で優勝するなど、近年はトップリーグでも常にトップ3に入る強豪。昨年もジャパンラグビートップリーグ・ホワイトカンファレンス1位(6勝1敗)、ジャパンラグビートップリーグ3位、日本選手権ベスト4などの好成績を収めている。
ワールドカップでベスト8入りするなど、日本中を熱狂させたラグビーの日本代表チーム。そのメンバーらを含む強豪チームの合宿は、延岡の冬を熱くさせてくれそうだ。