川面に浮かぶ灯ろうに故人偲ぶ  延岡で流れ潅頂

灯ろうを川に流し、先祖や初盆の霊を供養する延岡の盆行事「流れ潅頂(かんじょう)」は8月18日夜、延岡市の亀井橋下流の五ケ瀬川河川敷で行われました。3千人近い人が訪れ、川面に浮かべた灯ろうに手を合わせながら、先祖やお別れしたばかりの故人を偲んでいました。

IMG_0298 IMG_0241無縁仏や迷える霊を供養する流れ灌頂と、祖先や初盆の霊を送り出す精霊流しが重なった延岡独特の盆行事です。江戸時代から続く夏の風物詩で、市内の34カ寺でつくる延岡市仏教会(中本光勇会長)が主催して毎年開いています。

日中の猛暑の余韻が残る午後7時過ぎ、仏教会による読経が流れる中、先祖の名前や戒名を書いた灯ろうが特設の桟橋から次々に川に浮かべられ、川面に光の帯を作りました。

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