延岡花物語「このはなウォーク」にぎわう  延岡市

花とグルメと芸能の祭典、延岡花物語「このはなウォーク」が2月25日、26日の2日間、延岡市の五ケ瀬川河川敷の特設会場で開かれました。好天に加え、初夏のような陽気に恵まれ、大勢の来場者でにぎわいました。主催は、延岡花物語実行委員会(会長・清本英男延岡商工会議所会頭)。

午前10時から会場中央に設けられた特設ステージで、開会セレモニーが行われました。初めに清本大会会長が、7年前から五ケ瀬川の堤防沿いにカワヅザクラを植裁しこのイベントのきっかけを作った市民グループ「天下一ひむか桜の会」(松田庄司会長)が、国土交通省の手づくり郷土賞でグランプリを受賞したことを紹介し、「素晴らしい賞をいただき、本当に良かった。松田会長はじめ会の皆様に、7年間の苦労に対して改めて感謝の言葉を申し上げたい」とお祝いの言葉を述べました。

その上で、「延岡の市民力があって、こうしたイベントが開催できます。早春の延岡を市民はもとより全国に発信するイベントとして、年々育ちつつあります。これからも花物語に対してご支援をいただき、2月から3月にかけての2カ月間に100万人のお客様に来ていただくイベントにしていきたい」とあいさつしました。

 

このあと稲用博美副知事をはじめ関係者30人と、なるたき保育園の片山陽喜君(6)と稲垣璃唯奈さん(6)がテープカット。続いて谷平興二大会実行委員長の音頭でモチまきがあり、2日間のイベントが開幕しました。

会場には、開会前から大勢の市民が詰めかけ、開会セレモニーに続いて繰り広げられた女花ミコシ、和太鼓、子供伝統芸能、チェンソーアートなど様々なイベントを楽しみました。

 

五ケ瀬川には今年も、自衛隊が設置した応急架設橋が架けられ、対岸の河川敷や100万本の菜の花と、300本の天下一ひむか桜(カワヅザクラ)が咲き誇る堤防遊歩道を回遊できました。

その右岸側堤防斜面には市内の中学生による「かざぐるまアート」や、ビオラの花鉢で描いた“がんばろう熊本・大分”の絵文字がお目見え。野点(のだて)も行われ、かざぐるまや花をバックに、コノハナサクヤヒメに扮した若鮎レディらと記念写真を撮る人たちの姿があちこちで見られました。

25日には新企画として、ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの出逢いを再現する「出逢いの夢道中」が行われました。サクヤヒメとニニギを模したカップルが聖地・愛宕山で天命ミサンガを交換した後、イオン延岡店で出発式、市役所で婚姻届け提出を経て、人力車で右岸側の花エリアに駆けつけ、来場者らから祝福を受けながら披露宴に臨みました。

「のべおかうまいもの市」には、約50店が出店。宮崎牛、天下鶏、浜焼きといったのべおかが誇る海幸・山幸を豪快に焼き上げる“天下一BBQ”、清酒・焼酎・地ビールの“三蔵”、チキン南蛮、鮎の塩焼き、メヒカリ唐揚げ、延岡辛麺などが勢揃いし、家族連れなどが舌鼓を打ちました。

関連記事

PAGE TOP