「第27回ゴールデンゲームズinのべおか」は5月7日の午後1時から延岡市営西階陸上競技場で開かれます。五輪イヤーの今年は、9種目27レースに、昨年を上回る702人(男子463、女子239)が出場予定。五輪参加標準記録突破はもとより、国内選考会となる日本選手権参加標準記録突破を目指し、例年以上にハイレベルなレース展開が予想されます。
参加チーム数の内訳は実業団・一般82チーム、大学23校、高校15校、中学校39校、小学生クラブ10チーム。昨年の大会で好記録が続出したことから、実業団・一般チーム、大学生の出場が一気に増えました。小学生女子800、同男子1000から、中学生男女3000、男女1500、男女5000、男子1万に分かれ、国内最高峰のレースを繰り広げます。
大会で注目が集まるのは、男子の1万メートルと5000メートル。1万メートルの日本記録保持者・村山悠太選手、同2位の鎧坂哲哉選手、同7位の村山謙太選手という、地元旭化成の五輪候補3選手は欠場するものの、リオ五輪マラソン代表の佐々木悟選手、先の織田記念で日本人トップだった大六野秀畝選手、昨年の5000Dで優勝した茂木圭次郎選手らに好記録の期待がかかります。
男子1万は、リオ五輪参加標準記録の28分00秒突破を目指す有力選手が揃いました。27分42秒71の自己ベストを持つ設楽悠太選手(Honda)、その双子の兄・設楽啓太選手(コニカミノルタ)、箱根駅伝で3代目“山の神”と呼ばれた神野大地選手(同)らを、先の兵庫リレーカーニバル10000で日本人5位に入った旭化成の市田孝選手らが迎え撃ちます。
男子5000はA〜Jの10グループに分けて行われます。Aグループは、ペースメーカーのビダン・カロキ選手(DeNA)が13分35秒ペースでレースを引っ張る予定だが、高校ナンバーワンの遠藤日向選手(学法石川高校)らが食らいついてどこまで記録を伸ばせるかに注目が集まります。
同Bは八木勇樹選手、市田宏選手の旭化成勢に注目。外国人選手がひしめくCには、好調な大六野選手のほか、旭化成の出口和也選手ら9人の日本人選手がエントリー。外国人選手のスピードに終盤まで付いて行ければ13分25秒のリオ五輪参加標準突破も視野に入ってきそうです。タンザニアから直接エントリーしてきたスーレ・ファビアノ選手にも注目です。
同Eは、佐々木選手のほか、同じリオ五輪マラソン代表の石川末廣選手(Honda)、積極的な走りが光る坂本大志選手(トヨタ自動車九州)らが出場します。
そのほか、茂木選手が走る男子5000F、復帰戦として上位を目指す同Iの堀端宏行選手らの旭化成勢。女子5000Bに出走する中村祐希選手、同Cの加塩日奈子選手ら宮崎銀行勢の走りも楽しみです。
レースは、午後1時の小学女子800Bからスタート。5000レースは午後2時45分から順次スタートし、途中1500メートルの高速レースを鋏み、男子1万が同8時50分ごろ、続くファイナルの男子5000Aが同9時30分スタート予定です。
会場内では熊本地震に対する募金活動も行う予定。旭化成陸上部の西政幸監督は「選手たちは自己の限界に挑む走りを観客のみなさんにお見せすることで、被災地の方々を元気づけ、勇気づけたいと願っています。ぜひ会場に足を運んでもらい、選手たちの力走に声援を送っていただきたい」と話しています。
会場では大会開催を記念したTシャツ(6色、税込み2000円)が販売されます。