花とグルメと芸能の祭典、延岡花物語「このはなウォーク」が2月27日、28日の2日間、延岡市の五ケ瀬川河川敷の特設会場で開かれました。好天に加え、初夏のような陽気に恵まれ、延べ3万5千人の来場者でにぎわいました。主催は、延岡花物語実行委員会(会長・清本英男延岡商工会議所会頭)。
午前10時から会場中央に設けられた特設ステージで、開会セレモニーが行われました。初めに清本英男大会会長が「3年目を迎え、菜の花と天下一ひむか桜のバランスがとれた素晴らしい会場になっている。これから年が経つたびに、お花がお客さんを呼んでくれる時を迎えると楽しみにしています。開催に当たって110数社の方々やたくさんのボランティアが支えていただいている。みんなが心から延岡のお接待の気持ちを持って花物語を盛り上げていることが、来ていただく方々の感動を呼ぶと自負しています」と挨拶しました。
このあと河野俊嗣知事をはじめ関係者25人と、稚児の格好をしたゆりかごWEC学院の末松美波音さん(6)、山口大空君(6)がテープカット。続いて谷平興二大会実行委員長の音頭でモチまきがあり、2日間のイベントが開幕しました。
会場には、開会前から大勢の市民が詰めかけ、開会セレモニーに続いて繰り広げられた女花ミコシ、和太鼓、子供伝統芸能、チェンソーアート、お笑い芸人「響」によるお笑いステージなど様々なイベントを楽しみました。
五ケ瀬川には、自衛隊が設置した応急架設橋が架けられ、対岸の河川敷や100万本の菜の花と、300本の天下一ひむか桜(カワヅザクラ)が咲き誇る堤防遊歩道を回遊でき、コノハナサクヤヒメに扮した若鮎レディを乗せた人力車巡行、野点(のだて)などが行われ、人力車や花をバックに記念写真を撮る人たちの姿があちこちで見られました。
このほか会場には、海・山・川の産物や地場産品を使ったグルメなど、数十件が出店し、家族連れなどが舌鼓を打ちました。