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延岡城・内藤記念博物館がオープン 延岡市

延岡市が建て替えを進めてきた旧内藤記念館が9月23日、「延岡城・内藤記念博物館」として開館しました。午後からのオープンを前に内藤家の関係者、河野俊嗣県知事ら約110人が出席して記念式典が行われました。

内藤家からは19代当主の内藤省紀氏、次期当主の内藤文蔵氏、17代当主・内藤政道氏の3女の長崎益子氏、4女の千澤忠子氏、旧挙母(ころも)藩内藤家当主で前学習院院長の内藤政武氏、旧旧挙母藩内藤家の内藤政忠氏らが出席しました。

読谷山洋司市長が「延岡市は多様な歴史を積み重ねてきたまち。この延岡城・内藤記念博物館で歴史を解き明かしていく営みは、宮崎県全体の歴史、さらには東九州全体の歴史、ひいては日本全体の歴史の解明にも貢献できるものと自負しています。この博物館は宮崎県内では2カ所目、県北では初めてとなる国の公開承認施設として整備してきました。身近な場所で国宝や名画などを鑑賞していただける機能をしっかりと果たさせていただきたい」などと、式辞を述べました。

19代当主の内藤省紀氏が名誉館長に就任することになり、読谷山市長から委嘱状が交付されました。省紀氏は「この場所はかつて延岡城の西の丸があった場所で、政挙や幼少の頃の政道が住んでいました。この場所に立派な延岡城・内藤記念博物館が開館し、内藤の名前を残していただき、先祖もさぞや喜んでいることと思います。当館が延岡市の観光シンボルの一つとして、市内に限らず日本全国から多くの人が訪れ、延岡の歴史や文化を学び、将来を考える場になればと思います」とあいさつしました。

この後、読谷山市長、内藤省紀名誉館長、河野知事ら10人によるテープカットが行われ、開館を祝いました。

午後からは一般開放され、開館記念特別展「譜代大名 内藤家〜その歴史と名宝〜」が開幕しました。11月6日まで。

開館記念式典には内藤家関係者がそろった
式辞を述べる読谷山市長
約110人が出席した開館式年式典
来賓を代表し河野知事ら6人が祝辞
読谷山市長から名誉館長の委嘱状を受ける内藤省紀氏(左)
名誉館長就任あいさつをする内藤省紀氏