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「いつまでも素直に見聞きする姿勢を」と十屋市長が式辞   日向市成人式

祝成人。日向市の成人式は1月8日、日向市文化交流センターで開かれ、振り袖やスーツ姿の若者たちが大人の仲間入りを果たしました。市教委によると、対象者は男285人、女287人の572人(平成28年7月1日現在)で、昨年より4人減少しました。

 

式典は3部構成で行われ、1部・アトラクションでは新成人を中心とした成人式実行委員会が制作した中学校時代の思い出ビデオや、市が取り組むリラックスサーフタウン日向のプロモーションビデオが上映されました。

 

式典(第2部)では、国家斉唱に続き、十屋幸平市長が新成人代表の楠崇秀(くすのき・たかひで)さん(財光寺中)と関口ひかり(せきぐち・ひかり)さん(東郷中)に成人証書を手渡しました。

 

十屋市長は式辞の中で、今年の新成人が生まれた平成8~9年の出来事を振り返った上で、新成人へのはなむけとして「人生や仕事の結果は『考え方×熱意×能力』」という方程式を贈りました。

 

その理由として「熱意や努力も大事だが、最も大事なのは考え方であり、どんなに優れた能力があっても考え方によってはマイナスになるという意味。素直に人の意見に耳を傾け、前向きに思いやりを忘れず、努力をしていくことが大事」と紹介。「本日、大人としての第一歩を踏みだした訳ですが、成長はこれで終わりではなく、人はいつまでも成長を続けていくことができます。そのためには、いくつになっても物事を素直に見聞きする姿勢を保ち続けてください」と、祝辞を述べました。

 

新成人を代表して西尾正輝(にしお・まさき)さん(財光寺中)と鈴木千穂(すずき・ちほ)さんが誓いの言葉を述べました。

 

西尾さんは、「二十歳を迎え、一人ひとりが自分の行動に責任を持ち、社会の一員として常に向上心を持って前進する覚悟でいます」と新成人としての決意を述べ、「成人式を迎えられるのは、支えてくださった両親や家族、導いてくださった先生方、そして地域の方々、共に歩んだ仲間達のおかげ。この感謝の気持ちを忘れず、成人としての決意を忘れず、力強く、優しく、逞しく生きていきます」と誓いました。

 

鈴木さんは、空手の指導者をしている父親の影響で幼いころから空手を始め、高校時代には宮崎市内の空手強豪校に3年間電車通学していた思い出を振り返り、「毎日バランスを考えた食事を作ってくれた母親には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。また、どんなに大会の結果が悪くても、『お前なら大丈夫』『もっとこうすればいい』と一度も怒ることなく励ましてくれた父にも本当に感謝しています」などと、お礼を述べました。

 

式典は、新成人の川井田誠次(かわいだ・せいじ)さん(財光寺中)、福田康太(ふくだ・こうた)さん、下田明佳(しもだはるか)さん(大王谷中)、西野恭行(にしの・やすゆき)さん(財光寺中)が全体司会を務め、会場の花装飾を吉田綾果(よしだ・あやか)さん(日向中)と小竹夏寿実(こたけ・かすみ)さん(財光寺中)が受け持ちました。

 

3部では、日向市出身で米大リーグで活躍している青木宣親選手のユニフォームやサイン入りTシャツ、サイン入りボール、空気清浄機などが当たる抽選会が行われました。