槵觸神社の秋季例大祭賑わう 高千穂町

 瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の天孫降臨の地として伝わるくしふるの峰にある高千穂町三田井の「槵觸(くしふる)神社」(後藤俊彦宮司)の秋季大祭が10月12日、同神社を中心に開かれ、神楽保存会、棒術隊などが町内を練り歩く御神幸行列には 好天に誘われた町民や観光客らが沿道に詰めかけ、にぎわいました。

 槵觸神社のいわれによると、天孫瓊々杵尊の天降り神話として、古事記に「筑紫の日向の高千穂の久士布流多気に天降ります」とあり、古くは「くしふる峰」をご神体としてお祀りしていましたが、元禄7年(1694)に社殿が建立され、瓊々杵尊をはじめとする国譲り神話の神々が祀られています。

 御神幸行列は神楽行列隊を先頭に、町指定無形文化財の戸田流・神影(しんかげ)流棒術。神楽面隊、みこしなどが神社をスタート。近くにある瓊瓊杵尊が降臨の時、この地に水がなく天村雲命(あめのむらくものみこと)が再び高天原に上がり、この場所に水種を移したと伝えられ御神水として信仰されている「天真名井」(あめのまない)」では、同神社の宮司を兼ねる高千穂神社の後藤俊彦宮司が祝詞をあげ、玉串を捧げました。

 その後御神幸行列には高千穂地区防犯協会と高千穂警察署による地域安全パレード隊、高千穂町の姉妹都市である沖縄県豊見城(とみぐすく)市から駆け付けたエイサー隊、舞踊隊などが加わり、高千穂神社まで町内を練り歩きました。

 中継点の高千穂神社でも神楽の奉納や棒術が披露されました。行列が戻ってきた槵觸神社の境内では中学生角力(すもう)大会、高千穂角力甚句、恒例の幼児うなり相撲などもあり、終日賑わいました。

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