延岡茶道連盟が秋の茶会

 延岡茶道連盟(佐藤弘德=さとう・ひろのり=会長)の「秋の茶会」が10月11日、延岡市社会教育センターと延岡城・内藤記念博物館の和室棟で開かれ、訪れた人たちは茶菓子と薄茶を味わいながら、日本ならでは和の世界をゆっくりと楽しみました。

 茶道連盟が秋の風情に親しんでもらおうと毎年開催しています。社会教育センターでは裏千家清風会(佐藤弘徳会長)、延岡城・内藤記念博物館では表千家淡交会延岡分会(甲斐宗寿=かい・そうじゅ=分会長)の会員がそれぞれ茶席を設け、来場者らをもてなしました。

 表千家では、寄付(よりつき)と呼ばれる茶室に入る前に最初の一時を過ごす部屋には、前大徳寺僧侶で茶人の福本積應(ふくもと・せきおう)作「静泉石上流(せいせんせきじょうりゅう) 鮎」の軸が掛けられ、茶席が開く前の静寂の時間を楽しみました。

 薄茶席の床の間には、禅僧・大井際断(おおい・さいだん)の「無心以秋月」(むしんをもってあきのつき)の軸、ノカンゾウ、シロハギ、ワレモコウ、ススキなど6種の花を活けた備前耳付の花入れが飾られ、参加者の目を楽しませました。菓子はこの季節にふさわしく菊のほか、銀杏の実と葉を象った干菓子が提供されました。

 表千家では、待合床には臨済宗大徳寺派の大本山・大徳寺の塔頭・太玄老師(たいげんろうし)筆による「秋菊多佳色(しゅうぎくかしょくおおし) 菊絵」の軸、薄茶席には宗深老師筆の「清風拂明月(せいふうめいがつをはらう)」の軸と、シュウメイギクとフジバカマを活けた有邦(ゆうほう)作の花入れ「伊部 瓢(いんべ ひさご)」が飾られ、菓子は地元・虎彦の「こぼれ萩」が提供されました。

 訪れた人たちは、丁寧にあいさつを交わしながらじっくりと茶を味わい、水差しや釜などの茶器についての説明を聞きながら、穏やかなひとときを堪能していました。

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