5月18日夕、高千穂町岩戸五ケ村、天岩戸温泉に至る坂の途中にある石蔵のお店「むすびカフェ 千人の蔵」で開かれた懇親会に参加しました。ランチでおむすびセットをいただいたことはありますが、夜のメニューは初めて。野菜中心の心身ともに癒される料理の数々に、大満足でした。
「千人の蔵」は、神楽の館などを運営する五ケ村村おこしグループが2008年末に、日之影町草仏地区で朽ち果てようとしていた石蔵を移築したもので、2014年5月に藤木哲朗さん(NPO法人ひめしゃら倶楽部理事長)をオーナーに迎え、3代目となる「むすびカフェ」(濱田典子店長)として再スタートしました。
メーンメニューはおむすびセット(700円~)、日によってカレーが変わるカレーセット(900円、小鉢・サラダ・玄米塩ぽん付き)、野菜を中心にしたワンプレートにごはん、味噌汁が付く蔵ごはん(1200円、1日10食限定)。ほかに、手作りケーキや温泉茶屋だんご、コーヒー各種、紅茶各種、ジュース各種などがあります。
この日の懇親会メニューは、前菜3種(野菜の塩麹グリル、豆腐の塩漬け、ミニトマトのピクルス)、大根とほうれん草のポタージュ、厚揚げの甘辛そぼろ炒め、新じゃがのコロッケ(なめたけ掛け)、あざみごはん・漬物、イチゴとココナッツの甘酒アイスクリーム。どれも素材の旨みが十二分に引き出され、酒のつまみとしても最適。県北の観光振興に情熱を燃やすメンバーとの楽しい語らいに花を添えてくれました。
店名の“むすび”には、地元の人と観光にやってきた地区外の人をむすぶ、地元で取れる食材をむすぶ、作る人と食べる人をむすぶ、地域の高齢者が伝える技術や伝統を伝え未来にむすぶ――といった思いが込められている、といいます。
ワークショップやコンサートも随時開催されており、千人の思いを込めた蔵は様々な思いを“むすぶ”場になっています。
むすびカフェ「千人の蔵」
住 所 : 高千穂町大字岩戸五ケ村92-2
電 話 : 0982-74-8080
営 業 : 11:00~18:00