延岡市北方町上鹿川の鉾岳中腹にある大岩、通称・パックン岩（パックマン岩）が「インスタ映えする」などと、ＳＮＳ（ソーシャル・ネットワーク･サービス）上で話題を集めています。

鹿川キャンプ場から約１時間。標高約１１００メートル地点の鉾岳登山道脇にあり、ロッククライミング愛好家に国内最大級として知られる花崗岩のスラブ（一枚岩）の根元付近の谷に位置し、冬季は全面凍結する大滝のすぐ近くです。

高さ５～６メートルはありそうな丸っこい大岩の下部が、ドリリングマシーンで人工的に切断したかのように大きく口を開けています。その様は、コンピューターゲームソフトに出てくる「パックマン」にそっくり。開口部は長さ約６・５メートル、幅約２・５メートルあり、１０人近くが雨宿りできそうな大きさです。

１年ほど前から登山者がＳＮＳに投稿した写真が話題となり、県外から問い合わせが寄せられるなど新たな観光名所として脚光を浴びています。

上鹿川地域の地域活性科を目指し、里山保全活動、地域資源活用・交流事業を企画・実施しているフォレスト・マントル上鹿川が、１０～１１月に宮崎県北全域で開催される「ひむかのくに　えんぱく２０１８」に、パックン岩を訪ねる登山ツアー（開催日は１０月２１日）を企画。多数の参加を呼びかけています。

10月21日に登山ツアー開催（えんぱくプログラム）

同会の代表・戸高正男さんは、「このエリアは昨年、ユネスコエコパークに認定され脚光を浴びるようになりましたが、まだまだ知られていない素晴らしいスポットがたくさんある。それらを1人でも多くの人に知ってもらい、上鹿川のファンになってもらいたい」と話しています。

登山ツアーの受付は、10月3日午前10時から。対象は小学4年生以上で参加費用2000円、定員15人。申し込みは戸高さん（℡080－1761－8852）か、えんぱくホームページ（http://enpaku.net/）から。

■宮崎県延岡市北方町申986－45