延岡市

愛称は〝えんキッズ〟 延岡市の子どもの城

延岡市が松山町の旧県立延岡わかあゆ支援学校グラウンドで建設を進める子育て支援総合拠点施設「(仮称)子どもの城」の愛称が、「えんキッズ」に決まった。

 

今年1月28日から2月28日にかけて、多くの市民に親しまれ、小さな子供にも覚えてもらえるような愛称を募集していた。316件の応募があり、市内在住の30代の女性の愛称が採用された。

 

愛称には「施設で出会ういろいろな人との〝縁〟、延岡の〝延〟、子ども、親、地域の人たち、支援する方々が、まあるく輪のようにつながる〝円〟の意味を込めて」としている。

 

計画によると、約6124平方メートルの敷地に鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積約1538平方メートルの施設のほか、公園、駐車場などの整備を予定する。

 

1階は「遊び・体験ゾーン」。吹き抜け式のセンターホールを核に、賑わい(交流)広場とウッドテラス、施設外の公園とが一体的に利用できる「遊び・ふれあいエリア」を配置するほか、北側に図書室・学習コーナー、多目的室・会議相談室、調理室などの「学びエリア」と「サービスエリア」を設ける。

 

2階は子育て支援に関わる中核的な機能を集約した「子育て支援センターゾーン」。一時預かり保育室、病後児保育室、相談室などを明確にエリア分けする。また、階段を上がった吹き抜けゾーンに「だれでも・いつでも・気軽に利用できる」をコンセプトとした保護者交流スペースができる。

 

駐車場は北側35台、東側46台の計81台分と、バス2台のスペースを確保する。敷地は平成17年の台風14号襲来で浸水被害が発生していることから、建物の1階床を1メートルかさ上げする。

 

市こども家庭課によると、土壌汚染の影響で工事が中断していたこともあり、オープンは令和2年晩秋ごろになる予定という。