南方小学生が空飛ぶ新玉ねぎの収穫体験

 延岡市立南方小学校の3年生88人が3月16日、延岡のブランド野菜、〝空飛ぶ新玉ねぎ〟の収穫を体験しました。

 延岡地区の極早生(ごくわせ)タマネギは、南九州特有の日照時間の長さから成長が早く、1月には市場に出荷される日本一の超早出しタマネギとして知られています。やわらかくて甘みがあり、野菜サラダや刺身のツマなど生食として人気があります。

 消費者に少しでも早く届けたいという農家の夢を乗せて飛び立ってほしいとの思いと、延岡出身の空の先駆者・後藤勇吉飛行士にあやかり、空飛ぶ新玉ねぎと名付けられました。

 南方小学校では、延岡の特産品である新玉ネギに対する興味関心を養い、実際に栽培に携わることで農家の苦労や思いに触れてもらおうと、JA延岡の元副組合長で近くに住む甲斐俊行(かい・としゆき)さんの協力で、26年前から収穫祭を行っています。今年も俊行さんが所有する2・5アールの畑には、極早生品種のトップゴールド3600本が青々とした葉を繁らせ、収穫を待っています。

 南方小の3年生は昨年11月4日に、総合的な学習の時間の時間を使ってこのうちの1800本の苗を植え、生育期間中も石拾いや水やり、草取りなどをして大事に育ててきました。

 収穫祭では、クラスごとに分かれた畝(うね)の前に整列し、収穫を開始しました。今年は苗植えから収穫までの133日間に晴れの日が110日あり、日照時間的は十分でしたが、1月の小雨や2月上旬の寒波の影響で太りが悪く、今月5日に予定していた収穫祭を10日延期しました。

 そのおかげか、収穫した玉ねぎの中には1キロを超す大玉も多く見られました。

 子ども達は、力を込めて大きく育った玉ネギ1本1本引き抜いていき、畑のあちこちから、「うわー、でかい」、「先生、採れました」などの歓声や笑い声が響きました。

 収穫した玉ネギは1人5本ずつ持ち帰ったほか、19日の学校給食ではラビオリスープにして提供されるということです。

 収穫祭後は、俊行さんらに子ども達を代表して佐藤瑛心(さとう・えいしん)さんが、「俊行さんは放課後に何リットルかの水をまいて下さり、ありがとうございました。今日楽しかったところは、みんなで協力して玉ねぎを抜くところです」などとお礼を述べました。

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