東九州バスク化構想に取り組む延岡市で7月8日から、市内32店が本わさびを使った料理を提供する「のべおか本わさび革命」がスタートしました。同市の食材の素晴らしさと、料理人の力量の高さを広くPRしようという取り組み。7月7日に延岡市役所で開いた試食会では6種類のメニューが提供され、首藤正治市長らが「延岡の料理人の皆さん、生産者の皆さんの心意気のイベントであり、こだわりのキャンペーンです。延岡の食材がいかに素晴らしいかを再認識する機会にしていきたい」と抱負を述べました。
食のまちづくりアドバイザーである山本益博氏の助言を元に、東九州バスク化構想延岡推進協議会料理人部会(高田重幸部会長、68店)で、「本わさび」を活用した連携事業として展開していくことを決めました。テーマは「わさびが活かす延岡の食材、わさびを活かす延岡の料理人」。
今回のキャンペーンでは、わさびに合わせる食材は延岡産とし、鮫皮製や有次製(銅)などの専用のものを活用するなどをルールに、各参加店がそれぞれの店の個性を活かしたメニューを創作しています。
開催期間は7月8日から12月3日まで。期間中は参加各店にのぼり旗、ポスターが掲示され、“わさびパスポート”と題したスタンプラリーなども計画しています。
試食会では、料理人部会の高田部会長と理事5人が創作したメニューが提供されました。メニューは、「日向灘獲れ地魚の活き造り」(多賀田)、「鱧焼霜造り」(四季食彩くらや)、「延岡産岩ガキのタルタル本わさび風味」(ビストロ・ル・セルドール)、「延岡よっとん・五ケ瀬ぶどうカンパチ桜舞・天然鮎を使った本わさびアミューズ3点盛り」(シェ・オンジ)、「ひむか本サバの焼きサバ寿司」(味処国技館)、「延岡鹿のタタキ 玉ねぎソース」(一期屋)でした。