4選不出馬を表明 首藤延岡市長

延岡市の首藤正治市長(61)は2月15日、延岡市役所で記者会見し、来年1月に予定される延岡市長選に出馬しないことを表明しました。首藤市長は不出馬を決めた最大の理由として、「市政を託せる人物が次の市長選に出馬するメドがついたこと」を挙げました。同市長選には先月27日、元総務省官僚で会社役員の読谷山洋司氏(52)が立候補することを正式に表明したほか、延岡市出身(延岡西高校卒)で県総合政策部長の永山英也氏(59)の名前も挙がっています。

首藤市長は延岡市野地町出身。延岡西高校-京都大学-小西六写真工業(現・コニカミノルタ)を経て、昭和58年(1983)に父親が経営する事務機器販売会社「株式会社スドー」に就職し平成5年(1993)から代表取締役社長を務め、平成18年(2006)1月の市長選に出馬。現職の櫻井哲雄市長を破り初当選しました。現在、3期目。

初当選時に、「一定の仕事を2期8年で仕上げることが大事。仮に長くなっても3期まで。それ以上は惰性に流れる部分が必ず出てくる」と多選を批判した経緯があります。

ただ、昨年の6月議会で「(多選は)望ましくないとの考えに変わりない。しかし、安心して任せられる人物がいない場合は、継続して重責を担うのも選択肢の一つ」と4選出馬の可能性も示唆していました。

関連記事

PAGE TOP