今年で40周年を迎える「まつりのべおか」は、“あたたかい心、ふるさとを思う心、感謝の心”をテーマに、まつりのべおか40周年、延岡・三北合併10周年を記念し、7月23日(土)、30日(土)の2日間に分けて開かれます。初日の23日は、市役所前特設ステージ、市役所~旧消防署前の中町通線を主会場に、勇壮な出会い神輿の競り合い、約3000人の市民が大きな輪になって踊るばんば総踊りなどが行われます。また30日は、約7000発の花火が夜空を焦がす花火大会など、“市民による、市民のための、市民のまつり”が繰り広げられます。高見広喜実行委員長は「多くの市民に参加していただき喜んでいただけるような、また東九州自動車道を利用して他市隣県からも多くの皆様にお越しいただけるようなまつりになることを大いに期待しています」と話し、多数の来場を呼びかけています。
初日の23日は午前11時30分、市役所駐車場特設ステージを会場にばんば太鼓打ちコンクールで開幕。続いて午後2時から「おどろや、ばんばん!」ステージがスタートし、市民団体などによる踊りやダンスで祭りの雰囲気を盛り上げます。
今年初の試みとして同3時から市役所前歩行者天国で「ばんば塾」を開講。ばんば踊りの「踊り方が分からない」「踊り方を忘れた」という人のために、申し込み不要の自由参加でばんば踊りと姉妹都市・福井県坂井市の丸岡音頭を覚えてもらいます。ここで習った踊りは、団体・企業に所属しない人でもばんば総踊りの際に設けられる自由参加スペースに飛び入り参加することで披露することができます。
引き続き、特設ステージでは午後4時30分から郷土芸能保存会が伝統のばんば踊り「団七踊り」を披露するほか、同5時半から市内4団体、県外3団体による太鼓競演会が始まります。今年は「がんばろう!九州」を合い言葉に、熊本県の菊陽武蔵剣豪太鼓と人吉ねぶか太鼓、鹿児島県の志布志ちりめん太鼓が参加し、迫力のステージを繰り広げます。
開会式は午後5時から。会場を中央通特設ステージに移し、開会宣言に続き、市消防団のラッパ隊の演奏が華を添えます。
出会い神輿に先立ち、同5時30分から総勢130人の小学生が担ぐ子ども御輿5基が中央通交差点付近を練り歩き、延岡・三北合併10周年を記念した三北それぞれによるお祝い御輿、初めて海を渡る島野浦神社の島浦御輿と続きます。
御輿合戦の最後を飾る出会い御輿は、同6時30分ごろから。重さ約1トンの三百貫神輿を中心に今山八幡宮から3基、春日神社から3基の神輿が街中を練り歩いた後、中央通で出会い、「サイヤ!サイヤ!」のかけ声に合わせ激しく競り合う様子は必見です。
祭りのフィナーレ、ばんば総踊りは同7時半から。姉妹都市・坂井市の「丸岡音頭」を踊った後、45団体約3000人の踊り手が一つの大きな輪になって、踊り続ける。参加団体の趣向を凝らしたコスチュームやPRのほか、趣向を凝らしたプラカードも見物です。今年も「ばんば名人メダル」(2枚組100円)をたくさんもらった人を翌週の花火大会会場で表彰するほか、優秀団体の表彰も行います。
午後9時15分からは、市役所前公園広場の御輿の御旅所で神楽が奉納されます。
「花火大会」は1週間後の30日、例年と同じ大貫町側の大瀬川河川敷(延岡水郷やな場付近)で行われます。花火の数は40周年を記念し7000発に増やし、「オーロラ☆スターマイン」という仕掛け花火が延岡初お目見え。実行委員手作りによる電飾文字が会場に浮かび上がるなどの趣向を凝らします。打ち上げ場所と観覧席が150メートルと近いことから、その臨場感は圧巻。特に1000発を集中的に打ち上げるフィナーレは圧巻です。
また、例年設けるばんばの心席に代わり、「食べる・飲める花火ガーデン」が登場します。打ち上げ花火を間近に見られる特等席に10人掛けテーブルを40席設け、持ち込みはもとより周囲を取り囲んだ出店、露店などで購入した飲み物、料理を味わいながら花火を満喫できる仕掛けです。1テーブル1万円で好評販売中です。
当日は、市役所から会場までのシャトルバスを運行するほか、三北と宮長町、桜ケ丘、一ケ岡からの臨時バスが運行されます。実行委員会では「会場周辺には駐車場がありません公共の交通機関をご利用ください」と呼びかけています。
初日は小雨決行。花火大会は雨天時は8月6日(土)に延期され、以降順延されます。花火ガーデンの申し込み、詳しい問い合わせは事務局(延岡市民協働まちづくりセンター内、電話0982・36・6141)へ。