延岡市の市制施行90周年を祝う記念式典が3月25日、延岡総合文化センターで開かれました。自治、教育・文化・スポーツ、社会福祉・保健衛生、産業・経済、地域開発、まちづくりなど市政振興に功労があった個人175人、178団体の代表に、読谷山洋司市長から延岡産材ひのきで作った木製枠に入った表彰状が手渡されました。
式典には宮崎県の日隈俊郎副知事や国会議員、兄弟都市、姉妹都市、友好都市の代表らを含め、約400人が出席しました。
読谷山市長は式辞の中で90年の歩みを振り返りながら、「先人の皆さま方、本日ご来場の皆さまのご貢献、ご尽力により、困難を乗り越えながらこのたびの延岡市の形が作られてきました。改めて衷心よりお礼を申し上げます」と述べた上で、近年の様々な事業を紹介し「今まさに、延岡の歴史・文化のルネッサンスが始まっている。今後、100周年、110周年と積み重ねながら、さらなる高みに向かって、もっと豊かに、もっと明るく、もっと楽に暮らせる延岡づくりにまい進していく決意です」と力説しました。
参加者全員で万歳三唱し、90周年を盛大に祝いました。
延岡市は明治22年(1889)の町村制施行により発足した延岡町が前身。昭和5年(1930)に周辺の恒富村、岡富村と合併し新生・延岡町となり、同8年(1933)2月11日、市制を施行し延岡市となりました。
その後、昭和11年(1936)に伊形村と東海村、同30年(1955)に南方村と南浦村を編入。平成の大合併時には平成18年(2006)に北浦町と北方町、同19年(2007)に北川町を編入し、九州で2番目に広い面積を持つ現在の延岡市となりました。
表彰者は次の通り(PDFファイル)です。