第20回水と緑を守る祭典が5月8日、延岡市の本小路街区公園をメーン会場に開かれました。子どもたちに森や水の大切さを伝えようと川中地区住民で作る実行員会が毎年実施しています。
市内を流れる五ヶ瀬川と大瀬川に挟まれた川中地区の各区では、伝統的な水神祭りを開催していました。
しかし、少子化によって祭りが単独開催できなくなった区も出てきました。そこで、古くからの伝統行事を守っていこうと1997年(平成9年)から川中地区の区が合同で開催するようになりました。
はじめに、神事が行われ、廣瀬武男実行委員長や参加した子どもらが玉串を捧げました。
神事のあと、川中地区内に祭られている水神を巡る親子ウオークラリーがありました。
延岡市内には100ケ所以上の水神が祭られていますが、今回はそのうち10ケ所を回りました。参加者たちは、ほこらの前で感謝と1年の安全を祈り、手を合わせていました。
本小路街区公園では、わんぱく子ども相撲大会やストラックアウトなどがありました。会場に集まった高齢者は、元気のいい子どもたちを笑顔で見守っていました。