延岡東ロータリーが出前講座inのべがく開催

 会社の経営者らが高校生に働く意義や人生体験などを伝える「出前講座inのべがく」が10月27日、延岡市大峡町の延岡学園高校体育館で開かれました。

延岡東ロータリークラブ(吉村隆明会長、53人)が、地域社会への貢献や青少年の育成を目的に毎年実施しており、延岡学園での開催は4年目です。

 「日本のひなた国スポ・障スポ」の開催を来年に控え、市内でも「アスリートタウン延岡アリーナ」や「のべおかwaiwaiスタジアム」など新しい競技施設が続々完成し、スポーツに対する機運が高まっていることから、今年は「スポーツと青春時代〜今、社会人として誇れるもの〜」と題して、元旭化成柔道部員の繁昌久哲さんと、東九州交通代表取締役の岸上昭二さんという、学生時代からスポーツに情熱を傾けてきた2人のロータリアンが講師を務めました。

 出前講座は2年生が対象で、133人が参加しました。

 繁昌さんは元旭化成柔道部員で、現在は旭化成延岡支社延岡総務部に勤務する52歳です。1997年のオーストリア国際大会95キロ級優勝、1997年と1998年の全日本実業柔道個人選手権優勝など輝かしい戦績を残し、2005年から5年間は旭化成柔道部のコーチを務めました。都城商業高校時代には宮崎で開かれたインターハイ(全国高校総合体育大会)個人戦軽重量級で優勝しています。

 繁昌さんは自分の柔道人生を振り返りながら、チャンス、夢、感謝という3つのキーワードの大切さを訴えました。

 その中では、チャンスを後に生かせた経験として、地元・宮崎で開かれたインターハイで優勝できたことで「今後柔道で生きていくんだ、生きていけるんだという強い自信ができた」ことを挙げる一方、アトランタ五輪の予選で東海大学、旭化成の先輩である中村佳央に敗れチャンスをつかめなかった経験から、「チャンスをつかむことができるかどうかでその後の人生が変わる。何が大事か。準備が大事。優勝した人の準備が勝っていた」と振り返りました。

 また、夢についても「夢を目標に変えることが何をすればいいかが明確になる。目標を持つことで、一生懸命ひとつのことに打ち込むことが、人として大きく成長できる その夢を達成できなかったとしても夢を達成するための努力、やってきたことは無駄にならない」などと訴えました。

 岸上さんは、岡富小学校時代に野球を始め、岡富中学校から高鍋高校に進学しエースとして活躍しました。中央大学進学後も野球を続け、東都大学野球リーグでの優勝経験があり、大学選手権では札幌大学戦で1勝をあげています。

 岸上さんは、甲子園を目指して野球に打ち込んだ高校3年間を振り返り、「あの時の経験が、その後の人生の為になった。理不尽なこと、矛盾したこと、おかしいこと、この3年間いっぱいあった。いろんな経験したことが、60年経っても生きています」などと話し、「あの3年間に学んだ根性に勝るものはない」と言い切りました。

 また、高校時代は受け身だった反省から、「主体性、つまり意思を持って自分からほかに働きかけることが自分の若い時には足りなかった。もっと早く気がつけば良かったと思っています」などと話しました。

 生徒からは、「競技を通して一番悔しかったことと、そこからもう一度奮起した方法を教えて下さい」などの質問が出されました。

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