延岡市の野口遵顕彰会(吉玉典生会長)が主催する、少年少女科学技術派遣研修事業「ジュニア科学者の翼」の結団式が7月18日、同市旭町の旭化成向陽倶楽部で開かれました。選抜された県北の中学2年生12人が8月3日から、3泊4日の日程で東京を訪れ、野口研究所などを訪れ研鑽を深めます。
ジュニア科学者の翼は、県北地域(延岡、門川、日之影、高千穂、五ヶ瀬)の中学2年生を対象に、21世紀の新しい産業社会の担い手となる少年少女たちが科学技術への関心を高め、科学技術への無限の可能性に夢と希望を抱く切っ掛けとなる事を期待した事業です。
平成13年から「ジュニア科学者の翼」の愛称で夏休み期間を利用して、関東地区にある野口研究所をはじめとする、野口研究所や科学技術館、国立科学博物館などへ3泊4日の日程で研修派遣しています。
今年で24回目を迎え、これまでに268人の研修生を派遣しており、研修生は県内外の事業所・行政で要職に就き人々の暮らしに貢献しています。

結団式には、派遣生徒やその保護者、引率教員ら約40人が出席しました。あいさつした吉玉会長は「ぜひ、これを知ってこよう、これを学んでこようというテーマを持って行っていただきたい」とした上で、「日本全体はここ30〜40年経済成長してないと言われGDPは落ちていますが、技術力は世界が目を見張るようなものが開発されています」と、次世代の光通信および情報処理ネットワーク基盤としてNTTが中心となり開発を進めている「アイオン構想」や、次世代のエネルギー技術として大きな注目を集めているペロムスカイトなどの事例を挙げ、「皆さんが仕事に就くような時期には、今では想像できないような社会になっている可能性があります。そうした近未来の姿を今回の研修で体験できるのではないか。そういったものも見ながら、自分が今後どういう形で社会に出て行くかを考える機会になれば」と話しました。

来賓の高森賢一延岡市教育長も、「今回の研修で得た知識や経験、感動を持ち帰って、学校に報告したり、地域の中にも伝えてほしい。いつの日にか皆さんの中から、野口遵さんのように地域を支え、日本を支え、さらには世界の人々の幸せに貢献できる人材が育つことを心から期待しています」と呼びかけました。

参加者一人ひとりが紹介された後、派遣生を代表し恒富中学校の岩切優和(いわきり・ゆうと)さんが「今回の研修では最先端の科学技術や新しい知識に触れることができます。ただ見学するのではなく、自分の目で見て、実際に触れて心で感じることを大切にしながら様々なことを学びたい」などと宣誓しました。

派遣生は今月18、19日に事前研修を受けた後、8月3日から6日まで3泊4日の日程で東京に行き、野口研究所のほか、秋山仁館長の数学体験館、科学技術館、日本科学未来館、国立科学博物館を訪問します。帰延後は、8月17、18日に事後研修を行い、8月22日午前9時半から旭化成向陽クラブで報告会を行い、研修で学んだことや感銘を受けたことなどを発表します。











