延岡市は、平成28年熊本地震で大きな被害を受けた南阿蘇村へ市民から寄せられた支援物資を搬送しました。
それに伴い、物資の受け入れ場所になっている延岡市消防本部で4月20日に出発式がありました。市では、道路の寸断などにより熊本県内から孤立した南阿蘇村へ市の備蓄品などを18日に届けています。
延岡市は18日の午後4時から救援物資の受け入れを開始。この日までに200件以上の救援物資の申し入れがありました。出発式の最中も多くの市民がカップめんや水などを運び入れていました。
物資を搬送をするのは、支援物資搬送ボランティアの申し出のあった延岡市で酒類卸売業を営む株式会社ヤナキと先日、南阿蘇村に物資を届けた延岡市総務課の職員です。
出発式で、延岡市の首藤正治市長は「市民から『自分たちにできることはないか』という問い合わせが多くあった。現在も余震が続いており、安心できない状態。安全第一で届けてほしい」と呼びかけました。
株式会社ヤナキの山口博司代表取締役社長は「市民のみなさんの思いを一刻も早く届けたい」と話していました。
式のあと、水やカップ麺、オムツなどを満載した4トントラックが市の職員に見送られながら現地へ出発しました。
市では、物資の整理がつき次第、順次被災地へ届ける予定です。
延岡市では、24日まで支援物資の受け入れを行っています。受け入れ場所は延岡市消防本部1階です。受け入れ品目は以下の7品目のみ。
<受け入れ品目>
①ウェットティッシュ(未使用または未開封のものに限る)
②汗拭きシート(未使用または未開封のものに限る)
③おしりふき(未使用または未開封のものに限る)
④タオル(未使用または未開封のものに限る)
⑤生理用品
⑥使い捨てのコップ・皿、箸(未開封のものに限る)
⑦カップめん