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かわまちバーベキュー広場が完成 延岡市

 延岡市大貫町の大瀬川左岸河川敷に「かわまちバーベキュー広場」が完成し6月30日、現地で完成式典があった。1区画100平方メートル(車1台駐車可能)のサイト20区画と芝生張りのフリーサイト(約6200平方メートル)があり、7月1日から1区画500円(フリーサイトは100平方メートル単位)で利用できる。

 国土交通省延岡河川国道事務所が進める「五ヶ瀬川かわまちづくり事業」の一環。これまでに多目的広場や駐車場のある「かわまち広場」、水遊び場などのほか、平成28年(2016)11月には宮崎県内で初めて「都市・地域再生等利用区域」に指定され、昨年4月に食の拠点となる「かわまち交流館」がオープンしている。

 営業時間は4~10月が午前9時~午後7時、11月~3月が午前9時~午後6時。かわまち交流館(電話0982-20-5010)で2カ月前から予約可能だ。

 バーベキュー用具については事前予約で貸し出し(有料・先着順)するほか、利用者が手ぶらで来場できるよう、食材・機材の準備、火起こしから片付けまでしてくれるケータリングサービス事業者を紹介してくれる。

 完成式典には読谷山洋司市長、国土交通省延岡河川国道事務所の田浦峰星所長、かわまち広場やバーベキュー広場を管理する延岡観光協会の谷平興二代表理事、地元の区長ら約30人が出席した。

 読谷山市長は「川は見るだけの存在だったが、国土交通省をはじめとする対応で今は身近な存在として恩恵を感じることができるようになった。単にバーベキュー広場として過ごしてもらうだけでなく、地産地消の場として、延岡の農林水産業の振興に大きく貢献する場としての役割を果たさせて欲しい」とあいさつ。

 田浦所長は「『都市・地域再生等利用区域』は、河川敷きをにぎわいのある水場空間として積極的に活用させてほしいという要望の高まりを受けて設置した制度。この広場の完成で水郷延岡の水辺のにぎわいがより一層活発化するものと考えている」と話した。

 読谷山市長、田浦所長、谷平代表理事らによるテープカットの後、実際にケータリングサービスによるバーベキューを堪能して完成を祝った。