細島港ポート・オブ・ザ・イヤー2015受賞記念、「第127回細島みなと祭り」は最終日の7月17日、東若、南若の2基の太鼓台による勇壮な組み合わせが2年ぶりに実現し、見守る大勢の観客を熱気に包み込みました。
みなと祭りは、細島にある八坂神社の祇園祭りを起源とする例大祭。八坂神社を出た“暴れ御輿”が町内を練り歩き、最終日には大漁旗を掲げた漁船団とともに、沖を目指してパレードしました。また、“ケンカ祭り”とも言われるように、地区を2分して東若(東地区)、南若(西地区)の2基の太鼓台がぶつかり合う“組み合わせ” は祭り最大の見物です。
昼間の暑さの余韻が残る午後6時過ぎ、2基の太鼓台がそれぞれの陣屋をスタート。太鼓の響きと「ヨイヤサー、ヨイヤサー」の威勢のいい掛け声に合わせて、まつり会場の海外通りを練り歩きます。
日没後の午後8時前、細島保育所前で出合った2基の太鼓台は、向かい合わせとなり、前方の担ぎ棒を上げて組み合わせ。ボルテージが最高潮に高まる中、掛け声に合わせ2基の太鼓台は何度も何度も押し合いました。昨年は雨の影響で組み合わせを見合わせたため、2年ぶりに見る組み合わせに周囲を取り囲んだ観客も興奮気味でした。
組み合わせの後のもちまきには、河野俊嗣県知事も参加しました。