中長距離界のスターがこぞって出場  5月5日にGGN

「第29回ゴールデンゲームズinのべおか」は5月7日の午後1時から延岡市営西階陸上競技場で開かれます。今年から世界につながる日本グランプリシリーズ9大会の一つとしての開催が決まり、ニューイヤー駅伝で2連覇した旭化成の主力メンバーはもとより、先の東京マラソンで日本記録を16年ぶりに更新した設楽悠太選手(Honda)、同大会で日本歴代4位の好記録をマークした井上大仁選手(MHPS)らそうそうたるメンバーが顔を揃えました。アジア大会につながる日本選手権標準記録突破を目指します。

 9種目30レースに、昨年を上回る747人がエントリーしました。参加チーム数の内訳は実業団・一般87チーム、大学29校、高校16校、中学校39校、小学生クラブ8チーム。小学生女子800、同男子1000から、中学生男女3000、男女1500、男女5000、男子1万に分かれ、国内最高峰のレースを繰り広げます。

注目なのは、男子の1万メートル。マラソン日本記録保持者の設楽悠太選手のほか、トヨタ自動車の窪田忍選手、日立物流の浅岡満憲選手、富士通の中村庄吾選手ら28分前後の自己ベストを持つ実力派がそろいました。

迎え撃つ地元・旭化成勢も、4月の兵庫リレーカーニバル(1万)、織田記念(5千)ともに日本人トップでゴールするなど好調を維持する大六野秀畝選手、この種目で日本歴代2位の自己ベストを持つ鎧坂哲哉選手、ニューイヤー駅伝でも活躍した市田孝選手が出走。28分0秒のアジア大会参加標準記録突破を目指します。

男子5千はA〜Lの12ループに分けて行われます。Aグループは、ペースメーカーのディラング選手(愛知製鋼)が13分35秒ペースでレースを引っ張る予定ですが、東京マラソンで日本歴代4位のタイムをマークした井上大仁選手(MHPS)、同マラソン10位の佐藤悠基選手(日清食品グループ)、同マラソン13位で大学駅伝の強豪・青山学院大のOBの一色恭志選手(GMOアスリーツ)、設楽兄弟の兄・啓太選手(日立物流)ら実力者が顔を揃えました。また、旭化成勢では、日本記録保持者・村山謙太選手、村山紘太選手の双子兄弟、市田兄弟の弟・宏選手がエントリーしており、ハイレベルのレース展開を見せてくれそうです。

同Bは今年の西日本延岡マラソン2位の旭化成・本田匠選手に注目。外国人選手がひしめくC、Dには、富士通の新人ながらプラハ10キロを27分10秒の好タイムで制したベナード・キメラ選手の走りや、C組に出走する平和真選手(カネボウ)、市川孝徳選手(日立物流)らが高速レースの中でどこまで外国人選手に食らいつけるかなど見所いっぱいです。

レースは、正午の小学女子800Bからスタート。5000レースは午後1時45分から順次スタートし、途中1500メートルの高速レースを鋏み、男子1万が同8時50分ごろ、続くファイナルの女子5000Aが同9時30分スタート予定です。

記者会見した旭化成陸上部の西政幸監督は「ぜひ大勢の人に会場に来ていただき、ヨーロピアンスタイルのGGNならでの熱い応援で、激走する選手たちの背中を押してください」と呼びかけています。

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