城山かぐらまつり「第20回記念九州大会」は11月12日(土)、13日(日)の2日間にわたって、延岡城址二の丸広場で開かれ、延岡市内を中心に大分、熊本、福岡各県から集まった神楽保存会が延べ33番を奉納しました。
城山かぐらまつりは、日豊圏域の市町村が神楽を通して伝統文化の保存、伝承活動の振興、まちの活性化につなげようと、平成9年から城山神楽祭実行委員会を組織して実施している“海・山・里の神楽の祭典”です。
今年は全国あかりサミットとの共催で、12日午後4時20分から、オープニングセレモニーが行われ、延岡市の伊形花笠踊りが披露され、首藤正治延岡市長、山崎洋一実行委員長らが鏡割りを行い、2日間の祭りが幕開けしました。
初日の12日は、尾崎神楽保存会による「鎮守」を皮切りに9番が奉納されたほか、周囲を飾る竹灯籠の灯りが幻想的な雰囲気を醸し出す中、日本伝統武道保存振興会の甲斐国征氏による延岡藩伝来大嶋流槍術、藤井絵里さんによる笙の演奏も行われました。
13日は、大分県竹田市の宮砥神楽保存会による「弓」、熊本県山都町の白石神楽保存会による「八鉢」、福岡県豊前市の黒土神楽講による「湯立神楽」など24番が舞われました。幕間にはもちまきなどもあり、大いに盛り上がりました。