延岡市が大貫町のあゆやな食事棟跡地に建設してきた「かわまち交流館」が完成し、4月28日から供用を開始します。それに先立ち、4月22日午前10時から落成式と内覧会が開かれます。施設は年末年始を除く毎日貸し出し可能で、やな漁の期間中はやな食事棟、期間外は様々な食のイベントや会合などに利用可能です。
建物は木造2階建てで延べ床面積約593・48平方メートル。1階に大広間(約112平方メートル)と窓際席(約26平方メートル)、厨房、待合室、観光案内スペース、トイレ。2階に広間(約79平方メートル)、更衣室、トイレがあり、客席数は最大220席となります。事業費は約1億5000万円で、施設の管理は一般社団法人延岡観光協会が受け持ちます。
4月22日は午前10時から落成式の後、同10時50分から参加者により鏡割りが行われ、同11時から一般市民の内覧ができます。
利用料金は条例により定められ、有料で食事の提供や食品の販売をする場合、10月1日から12月の最初の日曜日までは1日当たり13万円から売上額の18・4%まで、それ以外の期間は1日当たり5000円から売上額の7%まで。その他の目的で利用する場合は、広間が1時間当たり700円、窓際席が同500円、厨房が同700円。
交流館下の河川広場も、販売、興行、競技会や展示会などの目的で使用する場合には使用許可申請と利用料金が必要です。販売目的の場合は1日当たり4平方メートルに付き150円、興行目的の場合は同1平方メートルに付き5円、競技会などの場合は同1平方メートルにつき2円――などとなります。
交流館は、国土交通省が管理する河川敷にあるため、本来は常設構造物は建てられませんでしたが、平成28年11月に「都市・地域再生等利用区域」に指定されたことで、常設が可能となりました。