高千穂町に冬の到来を告げる夜神楽が11月12日から始まりました。
高千穂町の夜神楽は、その年の作物が収穫出来たことへの感謝、翌年の五穀豊穣を願って町内各地区で奉納されます。
1978年(昭和53)に国の重要無形文化財に指定されていて、夜神楽のシーズンを迎えると町外から多くの観光客が訪れます。
初日のこの日は、岩戸地区と押方地区で33番の神楽が奉納されました。
このうち岩戸地区の下永の内(しもながのうち)公民館では、上永の内(かみながのうち)、下永の内、五ヶ村(ごかむら)、日向(ひなた)、黒原(くろばる)の5つの集落から神楽保存会参加し、天岩戸神楽33番を奉納しました。
会場には多くの観客が足を運び、勇壮な舞に見入り、写真に収めるなどして伝統の舞を堪能しました。
今シーズンの高千穂町夜神楽は、来年の2月11日まで、町内20カ所、各集落の例祭日に合わせて奉納されます。