延岡市大貫町の大瀬川に10月20日、延岡観光の秋の風物詩である「鮎やな」が架設されました。ほぼ例年通りで、落て簀を間近で見られる桟橋も完成しています。12月3日までの架設期間中は毎日ライトアップされます。
鮎やな漁は、西風が吹くと産卵のために川を下る鮎の習性を利用した伝統的漁法。五ケ瀬川水系では300年以上の歴史があります。杉丸太で組みあげた「うま」を川幅いっぱいに立て、竹で組んだ「立て簀(す)」を「うま」の前面に立てることで、川の流れをせき止め、中央部分に竹のスノコで造った「落て簀」に誘い込みます。
鮎やなは長さが約100メートルあり、鮎やなの規模としては国内最大級となります。
コロナ禍で閉鎖していたかわまち交流館を活用した鮎処も4年ぶりに再開されました。今年の営業は12月3日までで、平日は午前11時〜午後3時と午後6時から同9時半まで。土日祝日は午前11時〜午後9時半までの営業です。詳しい問い合わせは「本家ささき 水郷延岡鮎やな」(電話0982・20・0533)へ。