延岡市史編さんを願う会(九鬼勉会長)は11月11日(日)午後2時から、市中小企業振興センター5階会議室で「第2回市史編さんを願う講演会~市史は未来をひらく鍵~」を開きます。入場無料。
宮崎県内では県が置県百年事業として17年かけて31巻32冊の県史を編さんしたのに続き、都城市が全17巻、日向市が全11巻の市史を編さんするなど、自分たちの住むまちのアイデンティティーを明らかにし、未来への発展の基礎とするための努力が行われています。
これに対し、延岡市では市制30周年の1963年に発刊された上下2巻を土台に、10年ごとに追加の市史が編さんされてきましたが、市制が施行された1933年以降の行政史の意味合いが強く見受けられます。同市は、「最大級で最良質の藩政史料」とされる内藤家文書を筆頭に、旧石器時代から時代区分ごとに県内を代表する遺跡・史跡、史資料がそろい歴史、文化的にも深い土壌がありながら、これまで古代から現代に至る本格的・体系的な市史が編さんされてきませんでした。
当日は、元都城市職員で市史編さんに携わった山下真一氏(都城市都城島津亭副館長)が、「都城市史編さんに携わって」の演題で講演します。
願う会の九鬼勉会長は「本格的、体系的な市史編さんの機運をさらに高めるためにも、ぜひ多くの市民に参加してほしい」と呼びかけています。
午後1時半開場。詳しくは九鬼会長(TEL090-1976-4927)へ。