県大会目指し火花 宮崎県溶接技術競技会日向地区大会

 溶接技術を競う第70回宮崎県溶接技術競技会日向地区大会が7月4日、日向市のひとものづくりセンターで開かれました。参加者は、汗だくになりながら日ごろ鍛えた技術を発揮して、上位入賞を目指して火花を散らしました。

 競技会には、9社からアーク溶接に17人、半自動溶接に21人が出場しました。そのうち半自動溶接には、今年から県大会が新設された女子の部に3人が出場しました。

 アーク溶接は手溶接とも呼ばれ、電極と母材の間にアーク放電(高温の光と熱)を発生させ、金属を溶かして接合する最も一般的な工法です。溶接棒を使用する基本手法で、風に強く屋外作業や補修に向いていますが、作業者の技量が仕上がりに大きく影響します。

 半自動溶接は、ワイヤーを自動供給する工法で、溶接速度が速く、長い距離の連続作業やロボット化に適しています。

 競技会では45分の所定時間内で、薄板(厚さ4・5ミリ)と中板(同9・0ミリ)の鉄板を各2枚溶接し、後日、仕上がり品が県工業技術センター(宮崎市佐土原町)に送られ、溶接部分の幅や形がそろっているか、凹凸(でこぼこ)がないかなどが審査されます。

 各部門、上位5位までを表彰するほか、各部門の優勝者と、延岡地区を含めた得点上位者が11月5日に県工業技術センターで開かれる県大会に進みます。

 開会式では、日向地区大会の安藤啓志実行委員長が「安全に十分に留意され、日ごろ培った技術を遺憾なく発揮してほしい」と激励したのに続き、来賓を代表して西村賢日向市長 が「溶接技術は物作りの根底、根幹。この大会を日々技術を研鑽される皆さん方の一里塚として、全力を尽くしていただき、本市の産業技術の向上に努めてほしい」とあいさつしました。

 競技会ではアーク溶接3〜4人、半自動溶接3人交替で、締め切った部屋の中で、2枚の鉄板を溶接棒でつなぎ合わせたり、溶接部を磨いて綺麗にしたりして仕上げていきました。

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