延岡市北部の海岸部の振興に取り組む「ひむか遊パークうみウララ推進委員会」が、北浦町の宮崎ブランド魚・ひむか本サバを活用した新しいご当地グルメ商品「ひむか本サバ 海幸!山幸!三種のイチオシ飯!」を考案しました。8月3日、委員会の甲斐繁男委員長らが首藤正治市長に完成品をお披露目しました。8月20日に宮崎市で開く「ご当地グルメコンテスト2016inまつり宮崎」に出品します。
延岡市と佐伯市が連携して提唱する東九州バスク化構想に賛同し、うみウララエリア内の飲食店と生産者が連携して新しいグルメ商品を開発することで、エリアの食の魅力をさらに磨き上げ、イメージ定着と観光客誘客を図るのが狙いです。
甲斐委員長のほか、柴浩信副委員長、推進委員でお食事処・臨港代表の鍋田荘一郎さん、ひむか本サバを生産している中西水産の中西彬裕さんの4人が市長室を訪ねました。
完成した新商品は、3種類の押し飯の上に、焼いた本サバを載せた押し鮨風のものです。押し飯は、北浦産のイカ、北川産の梅、北方産のタケノコを使い、梅バージョンには梅肉、タケノコバージョンには山椒の葉を載せました。コンテストでは6貫セットで500円で販売します。
試食した首藤市長は「イカバージョンはイカの食感とサバの風味がうまく混じり合って美味しい。3種類あるので、食べる楽しみが広がる」と高評価しました。鍋田さんは「会場での調理上の制約などがあり、今回は焼きサバを使いますが、実際にうみウララで販売していく際には、炙りやシメサバを使うなど改良を加え、エリアを代表する新しいご当地グルメに育て上げたい」と抱負を述べました。
今回の新商品はコンテスト限定商品となりますが、推進委員会では今後、さらなる改良を重ね、来年1月以降にエリア内の飲食店で提供していく方針です。