延岡商工会議所令和6年度通常議員総会・永年勤続優良従業員表彰

延岡商工会議所の通常議員総会が3月26日、エンシティホテル延岡で行われ、令和6年度の事業計画案、収支予算案などを承認しました。

令和6年度も「持続的に発展する街づくり『活力ある延岡新時代』に向けて（来て良かった、住んで良かった延岡の創造）」を基本方針に、中小企業等の振興、地域間交流と高速交通体系の整備促進、地域産業の推進、まちづくりの推進など9項目の主要事業に取り組みます。

吉玉典生会頭はあいさつの中で、能登半島地震では道路網が寸断され被害把握に時間がかかったことを上げながら、高速交通体系の整備促進の重要性を改めて指摘。「九州中央自動車道は全長が95キロあります。熊本県大和町内の10・4キロが開通しましたが、まだ供用率は4割ぐらい。宮崎サイド、特に平底－蔵田間18キロはまだ評価の段階にも行っていない。早く評価していただけるようお願いしているところ。東九州自動車道の全線2車線化に関しても、1日でも早く2車線化されることを望んでいます」などと述べました。

新年度の事業計画案、収支予算案などの審議に続き、黒木清専務が今年の延岡大師際の概要を説明しました。

それによると、今年の大師祭は4月19日から21日まで3日間の日程が開催されます。昨年、4年ぶりに復活した市中パレードでは、昨年よりコースを約800メートル延伸し、旭小学校をスタートし、イオン延岡店をゴールとする約2・5キロで行われることになりました。

総会後は永年勤続優良従業員に対する表彰が行われ、勤続30年以上表彰6人、20年表彰2人、勤続年数にかかわらず事業所の発展に貢献し他の模範となった人に贈る特別表彰1人の計9人が表彰を受けました。

吉玉会頭が一人ひとりに表彰状と記念品を手渡した後、「人手不足や賃金形態の変化が激しいなかで、20年も30年も同じ会社で精勤されるということは非常に大変なこと、これから健康に気をつけ会社の発展にご貢献してほしい」とお祝いの言葉を述べました。

受賞者を代表し株式会社興電舎の岩切勇二さんが、「今日があるのはひとえに社長はじめ、上司、先輩、同僚の皆さん方のお力添えのおかげであり、陰ながら家族の支えがあったことも忘れてはならない。関係する皆さまに深く感謝を申し上げますとともに、この喜びを励みにこれからも会社発展のためより一層精進していく所存」とお礼を述べました。