• 2019.12.19

「のべおか温故知新」販売開始 絵葉書に見る延岡発展の軌跡

 延岡市小峰町在住の甲斐盛豊さん(71)所蔵の貴重な絵葉書コレクションが、「絵葉書でたどる のべおか温故知新~甲斐盛豊アンティーク絵葉書コレクション~」としてまとめられ、12月18日から販売を始めた。

 明治末期から大正、昭和前期(30年代ごろまで)に延岡を中心に制作されたアンティーク絵葉書約250枚を、時代背景や風俗などの解説文を添えて紹介しており、延岡発展の軌跡を紐解いた貴重な一冊。

 日本国内で絵葉書が登場するのは1900年(明治33年)年の郵便法規則改正以降で、日露戦争が勃発した1904年(同37年)ごろからブームが到来している。絵葉書は制作された当時の社会環境や流行、風俗などを多角的にうかがい知ることができる貴重な資料としても注目されている。

 延岡市は戦前の相次ぐ大火や、1945年(昭和20年)6月29日の大空襲などにより、市の中心部にあった役場や民家が甚大な被害を受け、重要な史・資料が焼失してしまったことなどから、当時を伺い知る史・資料が極めて少ない、という。

 小峰町生まれの甲斐さんは2008年(平成20年)、60歳の時に自らが起業したビル管理会社「株式会社大和エス・イー・シー」(本社・岡山県倉敷市)の会長職を辞し、延岡に帰郷。以来、小峰焼の復元など南方地区を中心とした延岡の古い歴史・文化の掘り起こしに心血を注いできた。現在は延岡史談会副会長を務める。

 このコレクションも帰郷後、インターネットの古書販売やオークションなどを通じ地道に収集してきた貴重なものばかり。今回の発刊を機に、延岡市に寄贈している。

 甲斐さんは「0982株式会社・馬場和久代表のお力添えで、〝延岡人〟のアイデンティティーにつながるような冊子ができた。ご年配の方々には、当時を思い出し人生を振り返るツールとして、若い人たちには延岡人としての誇りを感じる教材として活用してもらえばありがたい」と話している。

A4判、フルカラー100ページ、上製本仕立てで、価格は4400円(税込み)。詳しくは、発行元の「0982株式会社」(延岡市大貫町3-1271-207、電話0982-20-0982)か、販売元の「有限会社ホルプ九州」(延岡市構口町1-2フェニックスビル3階、0982-32-3834)へ。

延岡駅前複合施設「エンクロス」内の蔦屋書店(延岡市幸町3-4266-5、電話0982-20-3700)でも好評販売中。

お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

題名

メッセージ本文

関連記事


過去の記事

スポンサー広告

ページ上部へ戻る